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ソフトバンクグループが発表した去年12月までの9か月間のグループ全体の決算は、最終的な利益が3兆551億円と、前の年の同じ時期の6.4倍に増え、この時期としてはこれまでで最も多くなりました。

これは配車サービス大手のウーバーやアメリカの料理宅配のドアダッシュなど、投資先の上場企業の株価が値上がりしたことで1兆5000億円もの未実現評価益を計上したことや通信子会社のソフトバンクや傘下のZホールディングスの業績が好調だったことなどから、利益が大きく押し上げられました。

SMBC日興証券によりますと、東京証券取引所に上場する日本の企業で、この期間の最終利益が3兆円を超えるのは初めてだということです。

孫正義社長は記者会見で「3兆円はそれなりの数字だがさして喜ぶようなものでもないし、この程度で満足するつもりはさらさらない」と述べました。

そのうえで今後の戦略について「ソフトバンクは金の卵を産むガチョウで、傘下の投資ファンドは情報産業の中でもAI革命に集中する」と述べました。

ソフトバンクグループの去年12月までの9か月間のグループ全体の決算は、最終的な利益が3兆551億円と、初めて3兆円を超えました。

これは、投資先の11社が新たに上場したことや、配車アプリのウーバーなど上場企業の株価が値上がりしたことで、1兆5000億円もの利益を計上したことなどによるものです。

前の年度の決算では新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした金融市場の動揺などの影響で9600億円余りの最終赤字でしたが、一転して業績が改善した形です。

孫社長は8日の記者会見で「ソフトバンクグループは投資会社であり、上場企業という金の卵を産む製造業だ。たかだか3兆円の利益で有頂天になるつもりはない。まだ道半ばだ」と述べ、年間で10社から20社の企業を上場させる考えを示しました。

そのうえで「AIは人類が創造した最大の進化だ。交通事故のない世界、がんなどの病気や気候変動で人々が苦しまない世界へ、さまざまな人類の課題をAIの力で革新し、幸せに貢献したい」と述べ、今後はAIを活用した分野に投資を集中させる方針を示しました。