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ロシア国営のタス通信は、北朝鮮新型コロナウイルスの感染を防ぐため北朝鮮に駐在する外国の外交官などに外出を禁止する措置をとっていると伝えました。

そのためドイツ、フランス、スイスは一時的にピョンヤンにある大使館を閉鎖することを決めたということです。

また3か国の外交官らは、来月6日に北朝鮮国営のコリョ航空が運航するピョンヤンからロシア極東のウラジオストクへの臨時便で、北朝鮮を出国する予定だということです。

北朝鮮での新型コロナウイルスの感染状況はわかっていませんが、国営メディアは感染者は発生していないと伝えています。

29日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、新型コロナウイルスに関して、キム・ジョンウン委員長が出席して、党の会議を開催したと伝えました。

この場でキム委員長は「この伝染病がわが国に流入した場合、もたらされる結果は深刻だ」と述べて、強い警戒感を示したということです。

そのうえで「超特級の防疫措置をさらに徹底して行うことを話し合った」として、対策をさらに強化する方針だとしていて、北朝鮮でも危機感が強まっていることが伺えます。

北朝鮮の国営メディアは、繰り返し北朝鮮で感染者は発生していないと伝えていますが、国連は北朝鮮からの情報が不足していると懸念を明らかにしています。

また「労働新聞」は、キム委員長は28日、朝鮮人民軍の合同打撃訓練を視察したとも伝え、公開された写真ではキム委員長に同行した軍の幹部たちが、全員マスクを身に着けている姿が確認できます。

新型コロナウイルスへの対応の一方で、軍事的な態勢に変わりはないことを示すねらいもあるとみられますが、非核化交渉が行き詰まっているアメリカとの関係や核・ミサイル開発には言及はありませんでした。

また、北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が出席して党の会議が開催され、この中でキム委員長が「反社会主義的な行為に強い打撃を加えた」としたうえで、党のリ・マンゴン副委員長らを解任したと伝えました。

解任された理由について「党の幹部を養成する機関で厳重な不正、腐敗が発生した」としています。

リ副委員長は以前、党の軍需工業部長として核や弾道ミサイル開発に携わっていました。北朝鮮の国営メディアが、キム委員長が出席した会議で不正があった幹部が解任されたことを伝えるのは異例です。

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