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アフガニスタン政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国内にあるすべての学校と教育機関を来月19日まで休校とすることを決めました。

また、スポーツのイベントや公共の場での集会の開催を当面の間、禁止する方針も明らかにしました。

アフガニスタンでは、感染拡大が深刻なイランと国境を接する西部ヘラート州を中心に、これまでに10人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されています。

一方で、反政府武装勢力タリバンが支配する地域での感染状況を把握できないことや政府内部での対立が深まる中で、感染の拡大にどこまで対応できるのか懸念する声も出ています。

アメリカとタリバンは2001年の同時多発テロ事件以降続くアフガニスタンでの軍事作戦をめぐり、アメリカ軍の完全撤退やアフガニスタン政府とタリバンの直接対話を含む和平合意に先月署名しました。

合意を受けてアフガニスタン政府は、タリバンとの直接対話に向けて戦闘員などの解放を14日から段階的に行うとしていました。

これについてアフガニスタン政府の報道官は、NHKの取材に対し「解放する人質を精査するのに時間が必要になった」と述べ、解放を延期すると明らかにしました。

一方、タリバンの幹部は「われわれが求めているのは、段階的な解放ではなく人質の一括解放だ」と述べ、政府の対応を非難したうえで、全員の解放が対話の条件だと強調しました。

和平合意では、アフガニスタン政府がタリバンの戦闘員など最大で5000人を、タリバンも政府側の兵士など最大で1000人をそれぞれ解放するとしていますが、解放の進め方をめぐる双方の認識の違いが表面化し、今後、直接対話が実現するか不透明な情勢となっています。

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