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CDC疾病対策センターによりますと、アメリカでは、12日の時点で感染者は首都ワシントンと46の州で合わせて1629人、亡くなった人は41人に上っています。

感染の拡大を受けて、西部ワシントン州や東部ニューヨーク州など複数の州では、車に乗ったまま検査を受けられるドライブスルー方式の臨時の検査場が設置され、対策が強化されています。

このうち、ニューヨーク州の検査場では、14日、検査を待つ長い車列ができていました。検査は予約制で、1日200人まで受けられ、結果がわかるまでに1日から2日かかるということです。

一方、万一の場合に備えて、食料品や日用品の買い占めが起きていて、一部の物資が品薄になっています。

日本円で2万円以上の買い物をした1人暮らしの女性は、「いつ感染して自宅から出られなくなるかわからないので、保存できる冷凍食品やパスタをたくさん買いました」と話していました。

また、感染の拡大を防ぐためニューヨーク市内の複数の教会も閉鎖して日曜日の礼拝の中止を決めるなど生活への影響が広がっています。

トランプ大統領は今月7日、ブラジルのボルソナロ大統領と首脳会談を行い、その際、同席していたブラジル政府の高官2人が、その後、新型コロナウイルスに感染していることがわかったため、13日、みずから検査を受けました。

ホワイトハウスは14日、検査の結果は陰性だったとする大統領専属の医務官の報告を公表しました。

報告では「ブラジルの外交団との会食から1週間をへて大統領には症状が出ていない」としています。

7日の首脳会談以降、トランプ大統領は連日、記者団から「検査を受けないのか」と質問され、14日の記者会見では検査を受けた理由について、「メディアがうるさいからだ」と説明していました。

新型コロナウイルスは各国の政府関係者にも感染が広がっていて、イランの副大統領、フランスとスペインの閣僚のほか、カナダとスペインでは首相夫人の感染が確認されています。