タリバン戦闘員など人質 段階的解放の方針 アフガニスタン政府 #nhk_news https://t.co/E8xeuI8n1f
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月11日
アメリカ政府とタリバンは先月、2001年の同時多発テロ事件以降続くアフガニスタンの軍事作戦をめぐり、アメリカ軍の完全撤退やアフガニスタン政府とタリバンの直接対話を含む和平合意に署名しました。
合意を受けて、アフガニスタン政府とタリバンは、双方の人質を交換したうえで直接対話を行うとしていますが、アフガニスタンのガニ大統領の報道官は、11日、NHKの取材に対し、近く、タリバンの戦闘員など人質の解放を段階的に行う方針を明らかにしました。
具体的には、14日からタリバンの戦闘員など合わせて1500人を順次解放し、直接対話が実現したあと、タリバン側がテロや攻撃を控えれば、3500人を段階的に解放していくとしています。
和平合意では、アフガニスタン政府がタリバンの戦闘員など最大で5000人を、タリバンが、政府側の兵士など最大で1000人をそれぞれ解放するとしています。
このため、人質の解放を受けて、今後、和平の実現に向けた双方の直接対話が実現するかが焦点となります。
タリバンの複数の幹部は、NHKの取材に対し「人質の解放に条件をつけることは、アメリカとの和平合意に違反する行為だ」と主張し、アフガニスタン政府を批判しました。
そのうえで、「アフガニスタン政府は、拘束しているわれわれの戦闘員など合わせて5000人を最初に解放することが、こちらの条件だ」と述べ、直接対話の実現に向けてすべての人質を解放することが前提だと主張しました。
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