君が代で起立せず停職 元教職員の処分取り消す判決 東京高裁 #nhk_news https://t.co/qfQscfdiRp
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月25日
東京 あきる野市の特別支援学校の教職員だった69歳の女性は平成21年の卒業式で、君が代を斉唱する際に起立せず、東京都教育委員会から停職6か月の懲戒処分を受けたのは不当だと訴えました。
1審は「過去にも8回、懲戒処分を受け、処分が重すぎるとはいえない」として訴えを退け、女性が控訴していました。
25日の2審の判決で、東京高等裁判所の小川秀樹裁判長は「積極的に式典を妨害したわけではなく、君が代を斉唱する際に起立しなかったという消極的な行為で、処分とのバランスを著しく欠き、裁量権を逸脱して違法だ」と指摘して、1審とは逆に懲戒処分を取り消しました。
判決について、元教職員の女性は「日の丸、君が代が当たり前だと思われている中で、教員たちが『おかしい』と言える状況になると思い、うれしいです」と話しています。
一方、東京都教育委員会は「誠に遺憾です。今後、判決内容を確認し、対応を検討していきます」とコメントしています。
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