https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

gigazine.net

イタリア、パドヴァ大学微生物学教授であるAndrea Crisanti氏はイタリアの民間ラジオ局「Radio Capital」で実施されたインタビューで、新しい症例の多くは家族からの感染であるとの見解を述べ、自宅隔離ではなく感染者を隔離するためのセンターを設立すべきだと主張しました。

Crisanti氏はヴェネト州で実施されたアプローチが全国的に取られるべきだと主張。病気の人を特定するために、「私たちはもっと家庭に赴き、病気の本人だけでなく、家族や友人、近隣住民などを検査し、もし陽性反応が出たら、本人の承諾を取って外部の施設に隔離すべきです」と語りました。

同様の主張は中国の専門家グループによっても主張されています。四川大学の呼吸器科主任であるLiang Zong’An氏は、武漢新型コロナウイルス感染症が広まった初期の段階で取った方法が誤りだったことを指摘。「中国の医師たちは、『武漢の医療システムへの負担を減らすために軽度の症状を持つ患者を自宅で隔離すべき』と述べましたが、これは大きな間違いでした」と述べています。「アウトブレイクの初期ではウイルス感染がどのようなものかや、無症状患者における感染について、しっかりと理解されていませんでした。しかし、今では症状が軽くともウイルスが家族や家庭内にいる人に感染することがわかっています」とのことです。

その後、間違いに気づいた中国はすぐに症状が軽い患者についても隔離を行いました。Zong’An氏は同様の措置をイタリアでも行うべきだと述べています。

なお、中国の国立感染症対策センターを代表するXiao Ning氏は、クラスター感染の80%は、「自宅で休養するように」と指示された人が起源となっていると述べています。

ただし、感染症が流行する背景には、それぞれの国のメカニズムが関係していることから、イタリアの自宅隔離が正しいか間違っているかを明言することはできないとのこと。イタリアの人々は武漢よりも大きなアパートに住んでおり、厳密には環境が異なりますが、それでも1人の保菌者から家族に感染が広がっている証拠は増えているとZong’An氏。

イギリスの公共放送BBCなどによりますと、スペインでは、政府が中国企業からウイルスの検査キットを購入して使ったところ正確に感染者を特定できたのは30%だったということです。

このため、スペイン政府は本来必要とされている80%の精度を大幅に下回っているとして、購入した検査キットおよそ6万個を返品しました。この検査キットはスペイン政府が代理店を通して購入したもので、ジョージアも購入したということです。

また、オランダでは中国から輸入したマスクがきちんと装着できなかったり、フィルターが正しく機能しなかったりしたため、政府がマスク60万枚の使用を取りやめてリコールしたということです。

中国政府は、このところ、感染拡大が深刻な国々に支援物資として検査キットなどを提供していますが、今回、問題になったのはいずれも中国の民間企業と直接、取り引きしたものでした。

これについて中国外務省の華春瑩報道官は3月30日の記者会見で「中国が他国から受け取った物資にも基準を満たさないものはあったが、われわれは他国の善意を信じ、尊重した」と述べ、政治問題化するべきではないという考えを強調しました。

ヨーロッパでは、感染拡大が深刻なイタリアやスペイン、フランスなど各国で医療用マスクや人工呼吸器の不足が深刻化していて医療従事者の感染も相次いでいます。

こうした中、フランスのマクロン大統領は31日、西部のマスクの工場を視察したあと演説し、「フランス国内でより多くのものを生産し、自立することが必要だ」述べ、国内での生産量を大幅に増やす方針を示しました。

具体的には、医療用マスクの生産量を今月末までに週に1000万枚と従来の3倍に増やすほか、人工呼吸器については複数の大手メーカーが協力して来月半ばまでに1万台を製造するということです。

フランス政府によりますと、現在必要な医療用のマスクは、週に4000万枚と、感染拡大前の10倍に急増し、主に中国からの輸入に頼ってきましたが、不足が深刻化するなかで、国内での増産に踏み切った形です。

ヨーロッパでは、同じように中国からの輸入に頼ってきたスペインやイタリア、イギリスでも政府の要請で服飾や家電などのメーカーがマスクや人工呼吸器などを生産する動きが出始めています。

d1021.hatenadiary.jp

#EU