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日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が中東のレバノンに逃亡した事件で、経由地となったトルコの検察は逃亡に関与したとして、地元の民間航空会社のパイロットら7人を起訴しました。

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告(66)は保釈中の去年12月末、日本からプライベートジェットを使って、トルコを経由してレバノンに逃亡しました。

この事件では、トルコの最大都市イスタンブールにある民間航空会社、「MNG Jet」が、自社のプライベートジェット2機が違法に使用されたとして、パイロットなどを刑事告訴していました。

トルコの政府系通信社のアナトリア通信などによりますと、捜査を行っていた地元の検察当局は、プライベートジェットのパイロット4人と「MNG Jet」の幹部を、ゴーン元会長を密航させた罪で起訴したほか、プライベートジェットの客室乗務員2人を、犯罪の通報を怠った罪で起訴したということです。

日本政府はレバノン政府にゴーン元会長の身柄の引き渡しを求めていますが、今のところ応じる動きはなく、今後の裁判で逃亡の詳しいいきさつが明らかになるか、注目されます。

ゴーン元会長はレバノンで開いた記者会見などで日本から逃亡した理由について「日本で公正な裁判を受けられる望みがなかったからだ」などと正当化する主張を行っています。

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