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第2次世界大戦でナチス・ドイツが降伏した5月8日は、ヨーロッパ各地で、犠牲者を追悼する式典が開かれます。

しかし、75年となることしは、新型コロナウイルスを警戒して、規模が大幅に縮小され、このうちフランスでは式典は一般に公開されず、歴代大統領や政府の閣僚が見守るなか、マクロン大統領がいまだに身元が確認されていない兵士の墓に花をささげました。

また、イギリスでも、各地で予定されていたパレードなどのイベントが大幅に縮小されました。

ジョンソン首相はビデオメッセージの中で、「われわれは今、ウイルスと闘っている。75年前と同じく国をあげて取り組む精神が必要だ」と述べ、感染の拡大を食い止めるため、国民に結束を呼びかけました。

ドイツで開かれた式典では、シュタインマイヤー大統領やメルケル首相らが戦争の犠牲者を追悼しました。

シュタインマイヤー大統領は演説で、「ヨーロッパ人として考え、行動する必要がある。ウイルスが広がっている今も、そして終息したあとも結束できなければ、この日を節目の日とすることはできない」と述べて、戦争の惨禍を教訓に、ウイルスと闘ううえでも各国の協力が必要だと訴えました。

EU各国は、新型コロナウイルス対策として、EU域外からの入域を原則禁止する措置を3月から行っていますが、感染者数が減りつつあるなどとして、外出制限などの措置の緩和が相次いでいます。

こうした中、EUのスキナス委員は8日の声明で「ヨーロッパの多くの国で状況は改善されつつあるが、世界的に見れば、まだ不安定な状態だ」として、禁止措置を6月15日まで30日間延長するよう協力を求めました。

EUと周辺国では、新型コロナウイルスの感染者が120万人を超え、世界全体の感染者の3割を占めています。

フランスでは、ことし3月17日以降、食料品や薬などの必要最低限の買い物や軽い運動など以外は、外出が厳しく制限されています。

感染者の増え方が緩やかになっていることを受けて、フランス政府は、5月11日から、大型店舗やカフェ、レストラン以外のほとんどの店舗の営業を認めることになり、自宅から100キロ以内であれば移動の制限もなくなります。

また、これを前にフランス政府は、ウイルスの感染が再び拡大することを防ぐため、国外から入国する人については、14日間、隔離して検査する方針を示しています。

この方針について、カスタネール内相は7日の記者会見で、ヨーロッパ域内から入国する人については、対象外とすることを明らかにしました。

ただ、フランス政府はEU=ヨーロッパ連合の域外からの入国を制限しているうえ、入国できる日本人は、滞在許可証を持つ人などに限っていることから、例外を除けば、日本人がフランスに入国できない状況は、今後も続くことになります。

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