リビア内戦 シリアから「よう兵」1万人超 “貧困者を搾取” #nhk_news https://t.co/HwLnxNX6kF
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年6月2日
国が分裂して戦闘が続く北アフリカのリビアをめぐり、人権団体は、中東のシリアから子どもを含む若者ら1万人以上がよう兵として送り込まれていると指摘し、長引く内戦で貧困に苦しむシリア人が搾取されていると厳しく非難しました。
リビアでは独裁政権の崩壊後に国が分裂し、
▽西部の首都トリポリを拠点とする暫定政府と、
▽東部の軍事組織が激しい戦闘を続けていて、それぞれの勢力を周辺国などが支援しています。この戦闘についてシリアの人権団体「シリア人権監視団」は1日、シリア人の若者らおよそ1万1600人がよう兵としてリビアに送り込まれていると発表しました。
よう兵はリビアの暫定政府側を支援しているトルコによって送り込まれているということで、すでに351人がリビアで命を落とし、このうち20人は18歳未満の子どもだとしています。
シリアの人たちは、1か月に2000ドル(21万円余り)の報酬で勧誘されているということで、人権団体は、長年続くシリアの内戦によって貧困に苦しむ人たちを搾取する行為だとして厳しく非難するとともに、国際社会に対し、こうした行為を食い止めるよう呼びかけています。
#中東