世界各国が保有する核弾頭の数 総数は減少も 北朝鮮は増加か #nhk_news https://t.co/n1Nd8wh4ld
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年6月15日
世界の軍事情勢を分析しているスウェーデンのストックホルム国際平和研究所は、毎年行っている核兵器などに関する調査の報告書を15日に発表しました。
それによりますと、各国が保有している核弾頭の総数は、ことし1月の時点で1万3400個と推計され、去年の調査に比べて465個減りました。
減少の理由としては、世界の核弾頭の90%以上を保有しているアメリカとロシアが、核弾頭の削減を進めたことを挙げています。
その一方で、来年2月に期限を迎える核軍縮条約「新START」の延長に向けたアメリカとロシアの協議が進んでいないことや、各国が核兵器や製造施設の近代化を進め、新たな核システムを開発していることに懸念を示しています。
また、研究所はこれとは別に去年、短距離弾道ミサイルやSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を繰り返した北朝鮮についての推計をまとめ「30個から40個」の核弾頭を保有しているとして、去年の「20個から30個」に比べて増えたとしました。
そのうえで「核開発計画を安全保障戦略の中心に位置づけ、優先し続けている」として、非核化が進んでいないと指摘しました。