新型コロナ 経済立て直しでは再生エネなどに投資を IEA #nhk_news https://t.co/7osmrveKGv
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年6月18日
IEA=国際エネルギー機関は新型コロナウイルスの影響で深刻な打撃を受けた経済の立て直しにあたって、再生可能エネルギーなどに年間100兆円規模の投資を行うことで、二酸化炭素の大幅な排出増加につながらない、持続可能な成長を目指すよう各国に呼びかけました。
IEAのビロル事務局長は18日、記者会見を行い、新型コロナウイルスの影響で深刻な打撃を受けた経済の立て直しに向けて施策をまとめた報告書を発表しました。
この中で世界の経済成長率はことしマイナス6%に落ち込み、エネルギー部門の二酸化炭素の排出量は前の年に比べておよそ8%減少するという見通しを示しています。
そのうえで経済の立て直しにあたっては太陽光や風力といった再生可能エネルギーや、電気自動車などの普及に向けて、世界全体で官民合わせて年間1兆ドル、日本円で100兆円規模の投資を行うよう呼びかけています。
一連の投資によって年間900万人の雇用を創出するとともに、二酸化炭素の排出量も減少させることができるとしています。
IEAは、2008年の金融危機の際は経済が回復するにつれ、二酸化炭素の排出量が記録的に増加したとしていて、ビロル事務局長は「同じことは避けたい」と述べ持続可能な経済成長を目指すよう各国に呼びかけました。
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