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IEAの発表によりますと世界で去年1年間に発電などエネルギー関連で排出された二酸化炭素の量はおよそ330億トンで、排出量が最も多かったおととしとほぼ同じになりました。

エネルギー関連で排出された二酸化炭素の量は、おととしまで2年連続で増加し、去年も増加するとみられていたということですが、横ばいでした。

その理由についてIEAでは先進国で石炭の使用が減り、風力や太陽光発電といった再生可能エネルギーの導入が増えたこと、経済規模の大きい国々で去年の気候がおととしに比べれば穏やかだったこと、それに経済成長の減速が新興国での排出量の増加を和らげたことなどを挙げています。
IEAは「去年が増加の一時的な停止ではなく、確実に排出量の最終的なピークとなるよう努める必要がある」として各国に取り組みをさらに強化するよう呼びかけています。

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