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前の法務大臣河井克行容疑者(57)と妻で参議院議員の案里容疑者(46)は去年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票の取りまとめを依頼し、報酬として現金を配ったとして公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕され、検察当局は地元議員や後援会幹部など94人におよそ2570万円を配った疑いがあるとみて捜査を進めています。

現金が配られた疑いがある94人のうちおよそ40人が広島県議会議員などの地元議員だったことが分かっていますが、逮捕容疑となった現金の提供先の中には、三原市の天満祥典市長と安芸太田町の小坂真治前町長も含まれていることが関係者への取材で新たに分かりました。

このうち小坂前町長はことし4月、河井前大臣から現金20万円を受け取ったことを認め辞職しました。

天満市長はことし3月、報道陣に対し検察の事情聴取を受けたことを認めましたが、「私自身が現金を受け取ったことはないということを固く約束し、断言する」と説明していて、河井夫妻の逮捕後の今月19日のNHKの取材に対しては「その件については何もお答えすることはありません」と話しています。

また、関係者によりますと河井前大臣はこれまでの検察当局の調べに対し、94人の一部については現金を渡したことを認めたことが分かりました。

一方、河井前大臣は「案里議員の票の取りまとめを依頼する趣旨ではない」として容疑を否認し、案里議員も「違法な行為をした覚えはありません」などと容疑を否認しているということです。

#法律

 表の各党議席予想を見ていただきたい。結論から言えば、自民党は56議席減の大惨敗で228議席に減らし、単独過半数を割り込む可能性が高い。公明党も29議席から26議席に減少。自公合わせるとなんとか政権は維持できるものの、憲法改正発議に必要な衆院の3分の2を6年ぶりに失うことになりそうだ。

 一方、総選挙で“台風の目”になりそうなのが日本維新の会だ。吉村洋文・大阪府知事のコロナ対応が国民に高く評価され、近畿ブロックではこれまで以上の大量得票が見込まれるのをはじめ、東海、東京、南関東など各ブロックの都市部を中心に全国で議席を獲得、前回の11議席から3倍増も十分可能だ。

「総選挙は自民党にイエスかノーかの選択になるが、支持率が低い野党がバラバラのままだと自民批判票は棄権に向かう。ポイントは立憲民主党と国民民主党の候補者一本化です。今回は有権者は1票を行使したがっている。そこで立憲と国民が共闘を組んで統一候補を立て、接戦選挙区に共産党が候補者を立てないという住み分けができれば、政党支持率が低くても自民批判票の受け皿となる。自民候補が次々に落選するドミノが起きる」(同前)

東京都の関係者によりますと、22日、都内で新たに29人新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。1日の感染の確認が20人以上となるのは5日連続です。これで都内で感染が確認された人は合わせて5812人になりました。

#政界再編・二大政党制