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ロシアでは憲法改正の是非を問う全国投票が来月1日に行われ、これを前に25日から期日前投票が始まりました。

首都モスクワでは前日、各地の投票所に投票箱が設置されました。有権者憲法改正に賛成するか」という質問に対して「はい」か「いいえ」のどちらかに印をつけて投票します。

今回の憲法改正はことし1月にプーチン大統領がみずから提案し、プーチン大統領の今の任期が4年後に切れたあと、通算5期目の大統領選挙に立候補することを可能にする内容で、投票総数の過半数の賛成で成立します。

プーチン政権はこれを前に24日、軍事パレードを実施して国民に団結を呼びかけました。

ロシアでは新型コロナウイルスの感染拡大で経済状況が悪化していますが、プーチン政権は投票を前に首都のレストランの営業再開を認めるなど規制を緩和し、国民の不満の解消に配慮する姿勢も見せています。

プーチン大統領としては憲法を改正することで続投に向けた環境を整え、さらに権威を強めたいねらいがあるとみられ、政権側がどれだけ賛成票を伸ばせるかが焦点となります。

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