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サルコジ政権で首相を務めたフィヨン氏は、議員だった1998年から2013年までの間に、妻と子どもが勤務実態がないのに秘書を務めた名目などで、議会から日本円で総額1億円を超える給与を不正に受け取ったとして公金横領などの罪に問われていました。

29日、フランスの裁判所はフィヨン元首相に対して、3年の執行猶予を含む禁錮5年の判決を言い渡すとともに、日本円でおよそ4500万円の罰金を命じました。

また、不正に受け取った1億円余りを議会に返金することを命じました。

フィヨン元首相は妻について、自宅や選挙区で働き勤務実態はあるとして罪を強く否定し、弁護士は控訴する考えを示しています。

フィヨン元首相は3年前の大統領選挙で中道右派の最大野党 共和党の有力候補として注目されましたが、公金の不正受給の疑いが報じられたことをきっかけに選挙戦で敗退し、マクロン大統領の勝利につながりました。

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