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全国各地の山では感染拡大の影響で、一時期、登山の自粛が呼びかけられましたが、緊急事態宣言解除後の5月下旬以降、一部の山で登山が再開され、資格を持った山岳ガイドが登山客に同行し、山の自然を紹介するツアーも始まるなど、1年間で最も登山客が多い夏山シーズンを迎えています。

山岳ガイドが国内で最も多く所属する日本山岳ガイド協会では、感染拡大の影響を調べようと今月3日から山岳ガイドを対象に緊急でアンケートを行い、308人から回答を得ました。

その結果、山岳ガイドとしての先月の収入について、「ほとんど無かった」と回答した人が65%に上り、「昨年の半分以下に減った」は18%、「昨年と比べて減った」は4%で、収入が減った人は合わせて87%でした。

さらに、今月以降のガイドの仕事については、「予定がほどんどない」が39%、「例年の半分以下」が36%、「例年より減った」が17%と、合わせて92%が、登山が再開されたものの今月以降も仕事が回復せずに見通しが立たず、経済的に追い詰められていることが分かりました。

また、ガイド以外に副業をはじめたり、収入の柱をガイド以外に変えた人が合わせて25%に上っていました。

山岳ガイドによるツアーについては、受け入れ先の山小屋の営業が再開されていなかったり登山客の不安がぬぐえずに、以前に比べて人が集まらなかったりして再開できないケースが多いものとみられています。

調査を行った日本山岳ガイド協会の武川俊二理事長は「緊急事態宣言が解除され、期待感があったがそういう状況になっていない。このままではガイド事業の継続が極めて難しい状況になってきている」と話していました。

山岳ガイドは、登山客の安全を確保しながら山を案内する経験豊富なプロの登山家で、国内最大規模の日本山岳ガイド協会に所属している山岳ガイドは全国でおよそ2000人です。

山岳ガイドは登山客1人から複数までを案内するツアーなどに同行し、山の自然や歴史などを紹介しています。

山岳ガイドの資格を得るには、各団体で学科や山での実技などの認定試験が行われていて、山中の危険な場所などを把握し、安全な登山をサポートするほか万が一、登山客がけがをしたり急病になったりした際に、初期対応にあたり登山客の安全を守る重要な役割も果たしてます。

多くの山岳ガイドは、登山シーズンなど以外は別の仕事を行っていますが、夏の時期はツアーが多く、山岳ガイドにとってこの時期の収入が多くを占めているということです。

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世界遺産奈良市平城宮跡を横切る形で通っている近鉄奈良線について、奈良県は遺跡の外へ移設する方向で、奈良市近鉄と合意したことを明らかにしました。
今後は県が示した案をもとに、具体的な計画や事業費の負担割合などを協議することにしています。

これは16日、奈良県の荒井知事が記者会見をして明らかにしました。
国営公園となっている奈良市平城宮跡には近鉄奈良線が横切る形で通っていますが、奈良県は、景観への影響を減らすとともに周辺の踏切で発生している渋滞を改善しようと、3年前(平成29年)から線路の移設について奈良市近鉄と協議してきました。
そして、県は16日の会合で線路を遺跡の外へ移設する案を示し、この案を基本に協議することで合意したということです。
県の案では、平城宮跡の西側にある大和西大寺駅から近鉄奈良駅までの線路を平城宮跡の南にずらして、「大宮通り」に沿うようにう回させます。
また、大和西大寺駅の周辺は高架にするほか、平城宮跡の南側から先は地下にすることで踏切を減らすことにしていて、近鉄奈良駅までの間に3つの駅を設けるとしています。
一方、近鉄からは事業費の負担が生じないようにしてほしいなどの要望があったということで、今後、具体的な計画や負担の割合などについて協議することにしています。
荒井知事は「まだ決定とまでは言えないが、長らく協議を進めてきて移設の方向で合意が得られ、議論を前に進めることができるようになった。早期に計画を作りたい」と話しています。

近鉄コメント】
これについて近鉄は「大和西大寺駅から東の迂回区間は行政側の負担とすることなどの前提条件のもとで、奈良県の案を基本に協議を進めることに合意しましたが具体的な計画は今後の協議となります。また途中駅の配置については全くの白紙でこれからの協議事項であると考えています」などとするコメントを出しました。

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