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ソビエトベラルーシで9日行われた大統領選挙は、強権的な統治を続け6選を目指すルカシェンコ大統領に、政治経験のない37歳の主婦チハノフスカヤ氏などが挑む異例の展開となりました。

中央選挙管理委員会は10日、開票率84%の時点の得票率を発表し、
▽現職のルカシェンコ氏が80.2%、
▽チハノフスカヤ氏が9.9%で、
ルカシェンコ氏の6選が確実となっています。

チハノフスカヤ氏の支持者ら数千人は投票終了後、首都ミンスクで「不正な選挙だ」と抗議の声を上げ、治安部隊がゴム弾や放水車を使ってデモ隊の排除に乗り出すなど、激しく衝突しました。

抗議活動は10日未明まで続き、ベラルーシの人権団体などによりますと、1人が死亡、数十人がけがをし、120人が拘束されたということです。

再選を果たしたルカシェンコ大統領は65歳で、1994年から5期26年にわたって大統領を務めていますが、強権的な政治手法に加え、新型コロナウイルス対策では「ウォッカを飲めばウイルスを除去できる」などと発言し、国民の批判が強まっていました。

ベラルーシで、大統領選挙が不正だとして抗議活動を行っていた市民が治安部隊と激しく衝突したことを受けて、隣国ポーランドのモラウィエツキ首相は10日、声明を発表し「当局は改革を求める市民に対して武力を行使した。自由を求めるベラルーシの人々を支持すべきだ」と述べました。

そのうえで、緊急のEU首脳会議を開いて対応を協議すべきだとして、EUのミシェル大統領やフォンデアライエン委員長に書簡を送ったことを明らかにしました。

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