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ソビエトベラルーシのルカシェンコ大統領の辞任を求めている反政権派のチハノフスカヤ氏は、ことし8月に行われた大統領選挙での不正や、市民への弾圧の事例を集め、インターネット上で公開しました。欧米による制裁強化の材料にしてもらうなど、政権側への圧力につなげたい考えです。

ベラルーシでは、ことし8月に行われた大統領選挙で不正があったとして、市民がルカシェンコ大統領の辞任を求める抗議活動を続けています。

20日も各地で多くの市民が行進し、市民団体によりますと、首都ミンスクなどでおよそ150人が拘束されました。

こうした中、反政権派のチハノフスカヤ氏は、選挙での不正や、抗議活動の参加者に対する弾圧の事例を集めたデータベースを作り、20日、インターネット上で公開しました。

データベースは、市民から寄せられた400件近い事例からなり、このうちおよそ30件が公開され、現場の地図とともに、市民に暴力を加えたとされる治安部隊の隊員の名前なども明らかにされています。

反政権派としては、将来、政権交代が実現した際に捜査当局の資料として活用してもらうとともに、欧米による制裁強化の材料にしてもらうなど、政権側への圧力につなげたい考えです。

公開する事例は今後増やしていくということで、チハノフスカヤ氏はSNSに「正義のための新たな闘いが始まった」と書き込み、市民にさらなる情報提供を呼びかけています。

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