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有料化が義務づけられた先月1日以降、コンビニで客がレジ袋を辞退する割合、辞退率は、セブン‐イレブンが75%、ファミリーマートが77%、ローソンが76%でいずれも有料化前の25%程度と比べ大幅に増えました。

都内の店舗では11日も商品をマイバッグに入れて持ち帰る姿が多く見られました。

31歳の女性は、「無料の時は袋をもらっていましたが、1枚3円はもったいないのでマイバッグを使っています」と話していました。

ローソン事業サポート本部の有元伸一部長は、「思った以上に高い辞退率で驚いている。ただ、袋を使わない消費者が、一度に買う商品の数を減らすケースもあるようなので持ち運びやすい商品の開発も検討したい」と話しています。

一方、家庭向けの日用品などのネット通販「LOHACO」を運営する通販大手のアスクルによりますと、先月20日までの1か月間のプラスチック製のレジ袋の売り上げは、前の年の同じ時期に比べておよそ3倍に伸びているということです。

生ごみなどを捨てる際にコンビニのレジ袋の代わりに購入する人が増えていると見られ、有料化がプラスチックごみの削減につながるかはまだ課題がありそうです。

通販大手のアスクルのサイトのコメント欄には「スーパーやコンビニでレジ袋が有料化されごみ袋がなくなってしまったのでそのかわりとして購入した」といった声が多く寄せられているほか、「マイバッグに食べ物の汁などがつくのが気になるためレジ袋を買って買い物用に使っています」といった意見も寄せられています。

会社によりますと、売れているレジ袋は一枚当たりの価格がコンビニのレジ袋と同じ程度だということで会社では、毎日捨てる必要があるおむつや生ごみを入れるごみ袋としての利用や、衛生面を考えた“使い捨てマイバッグ”としてあえてレジ袋を購入する消費者も多いのではないかと分析しています。

プラスチック循環利用協会などによりますと、おととし・2018年に国内で排出されたプラスチックごみの総量はおよそ891万トンで、レジ袋はこのうちの20万トンから30万トン、率にして3%程度と推計されています。

これに対して、ペットボトルや食品のトレーなどを合わせた「包装・容器」は44%程度と推計されています。

PETボトルリサイクル推進協議会によりますと、国内で飲料などを入れて出荷されたペットボトルの量は、一昨年度・2018年度はおよそ62万6000トンでした。

これはペットボトル252億本にのぼり、前の年度に比べて6.9%の増加となっていて、国民ひとり当たりが1年間で200本余りのペットボトル入り飲料を消費した計算になります。

プラスチックごみの削減に向けてはレジ袋だけでなくペットボトルやトレーなどの容器をどう削減するかも課題となっています。