抗議活動続くベラルーシ ロシアと電話首脳会談 協力求めたか #nhk_news https://t.co/Su4tsKOwsE
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年8月15日
ベラルーシでは今月9日に行われた大統領選挙で、ルカシェンコ大統領が80%の得票率で6選を決めたと発表されたことを受けて、対立候補で主婦のチハノフスカヤ氏の支持者などが不正な選挙だったとして連日抗議活動を続けています。
15日も首都ミンスクの中心部では数千人ともみられる人たちが集まり、「出て行け」などと叫んでルカシェンコ大統領の退陣を求めました。
こうした中でルカシェンコ大統領は15日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。
ロシア大統領府によりますと、電話会談ではルカシェンコ大統領が国内の現状について説明し、双方は、早期に問題の解決を図ることを確認したということです。
会談のあとルカシェンコ大統領は「ベラルーシの安全を保障するため、ロシアから完全な支援が提供されることで合意した」と述べました。
一方、隣国のリトアニアに出国したチハノフスカヤ氏や、立候補を認められずウクライナで活動している元外交官のツェプカロ氏は、ヨーロッパやロシアからの支援を期待して組織を立ち上げるなど、ベラルーシでは国外から圧力をかけてルカシェンコ政権の打倒を目指す動きも始まっています。
ベラルーシで大統領選挙の結果を受けて市民の抗議活動が広がる中、ルカシェンコ政権の管理下にある国営テレビの従業員たちも抗議の意志を示すためストライキを行うことを明らかにしました。
朝のニュース番組のキャスターをしているナタリア・ビビコワさんはメディアの取材に対して「放送をストップさせるために、働くことを拒否します」と述べたほか、カメラマンなどのグループも、抗議活動をする市民に対する警察の暴力や、メディアに対する事実上の検閲などがなくならないかぎり、今月17日から業務を放棄すると書面で明らかにしています。
ベラルーシでは自動車や肥料を製造する国営企業などでも抗議活動が広がっていて、ルカシェンコ大統領は15日「広場に行って何かを示したい者は行けばいいが、戻る工場はないだろう」と述べ、抗議活動に参加する労働者は解雇されると警告しました。
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