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11月に行われる米大統領選で、民主党からの指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領と現職のドナルド・トランプ大統領との支持率が接戦となっていることがわかった。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSによる調査で明らかになった。

今年の選挙について、有権者の53%が「極めて熱意を持っている」と答えた。これは2003年までさかのぼるCNNによる世論調査で大統領選が行われる年の回答としては最高の水準となった。

登録有権者50%民主党のバイデン氏とカマラ・ハリス氏を支持した。46%トランプ大統領マイク・ペンス副大統領を支持した。4ポイントは誤差の範囲。有権者の72%が今秋の選挙で1票を投じることに「極めて熱意を持っている」あるいは「非常に熱意を持っている」と答えた。

接戦となっている15州では、バイデン氏支持が49%、トランプ氏支持は48%だった。

6月以降、有権者の中で支持に動きがみられた。男性は6月ではトランプ氏とバイデン氏の支持は同水準だったが、現在はトランプ氏支持が56%、バイデン氏支持は40%。35~64歳では6月はバイデン氏の支持が高かったが、今回はトランプ氏支持に傾いている。無党派層も6月はバイデン氏の支持は52%でトランプ氏支持は41%だったが、今回はバイデン氏支持が46%、トランプ氏支持が45%と割れた。

トランプ氏は共和党支持層をまとめている。共和党員あるいは共和党寄りの無党派層で6月にバイデン氏を支持した割合は8%だが、今回の調査ではこの割合は4%にとどまった。保守層からの支持は76%から85%へと増やしている。

ただ、11月までに投票先を変える可能性があると答えた人の割合はトランプ氏支持層の12%で、バイデン氏支持層の同7%を上回った。

バイデン氏はハリス氏を副大統領候補に選んだが、反応は良いようだ。ハリス氏の選択について「非常に良い」「とても良い」とした人の割合は52%だった。57%が必要な場合には大統領としての能力があると答えた。ただ、62%がハリス氏の選出が投票に大きな影響は与えないとした。

今回の世論調査は8月12日から15日にかけて全米の成人1108人を無作為に抽出し固定電話もしくは携帯電話で話を聞いた。987人が登録有権者だった。誤差の範囲は全体でプラスマイナス3.7ポイント。

11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の党大会は17日夜、日本時間の18日午前から4日間の日程で行われます。

当初は、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーの会場に、全米から代議員や党員などが集まり、大規模なイベントが開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で日程のほとんどはインターネットを通じて行われることになりました。

大会では初日の17日に、党の事実上の公約となる政策綱領の採択が行われるほか、2日目にバイデン前副大統領が正式に党の大統領候補に指名される見通しです。

また、3日目の19日には、副大統領候補となるハリス上院議員が、最終日の20日にはバイデン氏が、それぞれ指名を受諾する演説を行い、政権奪還に向けた決意を述べることになっています。

前回の大統領選挙で民主党が敗れた背景には、中道寄りの政策を掲げたヒラリー・クリントン氏が、左派の支持者をまとめきれなかったことがあったと指摘されています。

また、バイデン氏は世論調査トランプ大統領をリードしているものの、運動は盛り上がりに欠けるとも言われています。

党大会では根強い人気があるオバマ前大統領夫妻、それに若者を中心に支持が厚い左派のサンダース上院議員やウォーレン上院議員らも演説を行う予定で、民主党としては大会を通じて党の結束を図り、選挙運動に勢いを得たい考えです。

アメリカの2大政党の全国党大会は大統領選挙での勝利を目指して党の結束を図り、大統領候補と副大統領候補、公約などを広くアピールする重要なイベントです。

これまでは全米の代議員など1万人以上が参加して連日、会場の内外で演説やさまざまな集会を行い、報道関係者も各国から集まって、大会のもようが世界中に生中継されてきました。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染を防ぐため、規模を大幅に縮小した過去に例のない大会になります。

民主党の全国党大会は4日間、毎日、夜の2時間だけ行われ、バイデン前副大統領を正式に大統領候補に指名するための全米の代議員による投票も初めてオンラインで行われます。

民主党が中西部ウィスコンシン州を会場に選んだのは、前回4年前の大統領選挙でトランプ氏が勝利し、今回も勝敗のカギを握る州だとみられているからで、大会を盛り上げて支持拡大につなげるねらいでした。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で大会の実施を当初の予定より1か月遅らせ、バイデン氏も現地での指名受諾演説を断念し、地元の東部デラウェア州からインターネットを通じて行う見通しです。

4年前の大会は、クリントン国務長官が女性で初めて主要政党の大統領候補に選ばれ注目された一方、左派のグループが大会のさなかに抗議活動をして党内の路線対立もあらわになりました。

今回は、ハリス氏が初めての黒人の女性副大統領候補に指名されることで、どこまで注目され、本選挙に向けて弾みをつけられるかが焦点です。

一方、与党・共和党の全国党大会は来週24日から行われ、会場は南部ノースカロライナ州シャーロットとしていますが、現地に集まる代議員の人数を大幅に減らし、1割余りにします。

共和党の大会は、ノースカロライナ州の知事が新型コロナウイルスの感染防止対策を理由に規模の縮小を求めたことにトランプ大統領が反発し、いったんは、南部フロリダ州で指名受諾演説などを行うことになっていました。

しかし、感染拡大が続いていることからそれも取りやめ、トランプ大統領南北戦争の激戦地の東部ペンシルベニア州ゲティズバーグか、ホワイトハウスで指名受諾演説を行うとしていて、こちらも異例の展開となっています。

民主党の全国党大会が行われるウィスコンシン州ミルウォーキーには当初、大会関係者のほか報道関係者などを含め、5万人が訪れ、その経済効果は2億ドル、日本円にして210億円あまりに上ると見込まれていました。

しかし、今回、党大会の主要なイベントはすべてインターネット上で行われることになったため、新型コロナウイルスの感染拡大による苦境のなか、経済効果の恩恵に期待していた地元の経済界からは落胆の声があがっています。

このうち、ミルウォーキー市内にある、築120年余りの民家を改装したホテルは、党大会の需要に照準を合わせ、先月オープンしました。

当初は17室の客室すべてが党大会の期間を含め5日間、満室となっていましたが、予約はすべてキャンセルになったといいます。

ホテルのマネージャーのアン・コラーさんは「バイデン氏もミルウォーキーに来ず、代議員もすべてオンラインで参加することになり、部屋が不要になってしまいました。とてもつらいです」と話していました。

また、当初会場として予定されていた競技場の目の前でレストランを経営するダン・カットさんは「新型コロナウイルスさえなければ、満席になったはずで、大会中は1日に1000食から1200食を提供する予定でした。おそらく、私のレストランにとっても一生に一度の大イベントになったでしょうから、残念でなりません」と肩を落としていました。

ミルウォーキー観光協会の代表を務めるペギー・ウィリアムス=スミスさんは「実際に大会に来るのは一部の党大会スタッフや警備関係者の、合わせて300人から500人ほどで、経済効果も3億円程度にとどまると見られています。大会がオンラインになってしまったのは残念ですが、訪れる人たちや市民の安全を第一に考えると仕方ありません」と話しています。

◎8月17─20日

民主党全国大会。当初は7月中旬にウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でほぼバーチャルでの開催となる。最終日の夜にバイデン氏が地元デラウェア州から演説へ。

◎8月24─27日

共和党全国大会。例年より規模を縮小して開催される。大統領候補指名手続きなどはノースカロライナ州シャーロットで開催。新型コロナ感染拡大の影響でフロリダ州ジャクソンビルでの開催が断念された。トランプ氏は27日に演説する予定。

◎9月4日

ノースカロライナが全米の先陣を切って投票用紙の発送を開始。ミシガン、ペンシルベニアウィスコンシンなど他の主要激戦州も月末までに発送の予定。

◎9月29日

第1回大統領候補討論会。オハイオ州クリーブランドで開催。新型コロナ感染拡大の影響でインディアナ州ノートルダム大学から変更された。

◎10月7日

副大統領候補討論会。ユタ州ソルトレークシティーのユタ大学で開催。

◎10月15日

第2回大統領候補討論会。フロリダ州マイアミで開催。新型コロナ感染拡大の影響でミシガン大学から変更された。

◎10月22日

第3回大統領候補討論会。テネシー州ナッシュビルベルモント大学で開催。

◎11月3日

大統領選投票日。郵便投票の採用拡大で勝者の確定は数日後になる可能性も。

◎12月14日

選挙人による投票。538人中過半数の270人を得た候補が当選。

◎2021年1月6日

連邦議会で開票。当選者が正式決定。

◎2021年1月20日

ワシントンで大統領就任式。大統領と副大統領が宣誓。

#米大統領

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