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タイでは、6年前の軍事クーデターを主導したプラユット首相が、去年の総選挙のあとも引き続き政権を率いていますが、プラユット政権は軍の政治への影響力を背景に、強権的な姿勢をとっていると批判が出ています。

バンコク中心部で16日に開かれた反政府集会には、学生などおよそ1万人が参加し、政権に対し強権的な姿勢をやめ、議会を解散するよう求めました。

さらに、クーデター後に軍主導の暫定政権の下で施行された今の憲法に代わる、新しい憲法を作る必要があると訴えました。

また、タイでは王室への中傷が法律で禁じられていますが、集会で公然と王室に言及する参加者もいて、異例の事態となっています。

反政府集会は、政治への軍の関与に反対する野党が、ことし2月に解党させられたあと、タイ全土で若者を中心に広がりを見せているのに対し、警察はこのところ、集会に参加した弁護士や学生を扇動などの疑いで逮捕するなど、取締りを強化しています。

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