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ベラルーシでは、今月9日の大統領選挙に「不正があった」として、反政権派が選挙のやり直しを求めて政権側に対話を要求しているもののルカシェンコ大統領は、拒否する姿勢を崩さず事態がこう着しています。

ベラルーシに影響力があるロシアのラブロフ外相は、23日、双方の対話にOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構が仲介する用意があるとしていることについて「ルカシェンコ大統領がこの仲介に同意するよう、欧米の指導者たちが、ロシアに働きかけている」と明らかにしたうえで、2014年のウクライナ危機の際もこうした仲介は成功しなかったとして否定的な見方を示しました。

ラブロフ外相としては、アメリカ政府の高官が24日に反政権派の候補だったチハノフスカヤ氏が滞在するリトアニアを訪問する予定となっていることも念頭に欧米が関与を強めようとしていると警戒感を示したとみられます。

一方、ラブロフ外相は、ルカシェンコ大統領が憲法改正を実施したあとに大統領選挙を行うと示唆していることについて憲法改正をめぐる対話は非常に有望な道だ」と述べ、憲法改正をきっかけに対話が始まることに期待を示しました。

ベラルーシの首都ミンスクでは23日、10万人ともみられる市民が中心部に集まりルカシェンコ大統領の退陣を訴えました。

市民たちは、反政権派の象徴となっている白と赤が基調の旗を掲げ、「ルカシェンコ大統領は出て行け」などとシュプレヒコールをあげていました。

ロイター通信によりますと一部のデモ隊は大統領の邸宅近くまで迫ったということです。

参加者の女性は「自由な国に住みたい。そのためには変革が必要です」とルカシェンコ大統領の即時退陣を訴えていました。

一方、国営メディアはルカシェンコ大統領がヘリコプターで上空から抗議活動が行われている首都の状況を視察する様子や小銃を抱えた大統領がヘリコプターから降り立つ姿を伝えました。

また、警戒にあたる治安部隊を激励に訪れる様子も伝え、先頭に立って抗議活動の鎮圧にあたる姿勢を強調するねらいとみられます。

国防省も23日平和と秩序がおかされた場合は警察ではなく軍を投入する可能性にも触れ抗議活動の参加者をけん制しました。

ベラルーシの首都ミンスクでは23日、今月9日の大統領選挙に不正があったとする反政権派がルカシェンコ大統領の退陣を求めて大規模な抗議活動を行い、10万人が参加したとみられています。

反政権派は一時、首都の警備にあたる治安部隊に数メートルの距離まで迫りにらみ合いましたが、大規模な衝突には至りませんでした。

一方、国営メディアは、ルカシェンコ大統領がヘリコプターで上空から抗議活動を視察したあと、防弾チョッキを身に着けて小銃を片手に降り立つ姿を伝えました。

ルカシェンコ大統領が治安部隊に「ありがとう」と声をかけると、隊員からは拍手がわき起こる様子も伝えられ、政権側の結束を強調するねらいがあるとみられます。

また、ベラルーシの国防相は「首都の治安と秩序を脅かす行為は断じて許されない。そうなれば警察ではなく、軍が出動することになる」と述べて、抗議活動の制圧に軍の部隊を投入することも辞さない構えを見せ、緊張は一層高まっています。

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