スマホが熱くなって驚いた経験ありませんか? 扱い方を誤ると危険な事故につながることもあります。発火に至るメカニズムや事例、そしてスマートフォンの安全な使い方をお伝えします。https://t.co/zGfX2re5JP
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年9月8日
では、なぜこうした事故がおきるのか。
気をつけないといけないのはスマートフォンなどに使われているリチウムイオンバッテリー。外からの強い衝撃を受けると内部がショートし発煙や発火につながるおそれがあります。
スマホをズボンなどのポケットに入れたまま勢いよく座って強い圧力がかかったり、誤って落としてしまい強い衝撃があったりすると、煙や異常な発熱につながる恐れがあるのです。
NITEが公開している実験動画ではスマホの中央部に機械で圧力を加え、スマホが曲がるくらいになると突然、破裂音とともに白煙が立ちこめるのがわかります。
スマホをかばんの中に入れている際もほかの物と接触して強い衝撃を受けると、事故につながることがあり、特にリュックサックの場合は、気づきにくいため注意が必要です。
炎天下の場所など、高温になったり熱がこもりやすい場所で使用したり、充電しながら動画をみて眠ってしまいスマホが長時間肌に触れたりすることに注意が必要です。
スマホは内部部品が発熱しても表面から放熱するよう設計されていますが、高温な状態や表面が覆われた状態では放熱を妨げてしまうのです。
ちなみに東京都がおよそ1000人に行った調査では(平成27年)、就寝中にスマホをベッドや布団の上などに置いている人は356人。このうち毎回充電している人が187人いて、低温やけどの可能性があるとして注意を呼びかけています。
充電コネクタに飲料水や汗などが付着すると、内部でショートしコネクタ部が発熱したりしてやけどにつながるケースがあります。
洗面所や台所など水を使う場所では水分が付着しないようにして下さい。
充電コネクタが破損したり、変形したりすると、コネクタ部が発熱して、やけどにつながるケースがあります。
無理に元に戻して使用するのは危険で、使用を中止してほしいとしています。