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トランプ大統領は15日、アメリカのABCテレビが主催した有権者との対話集会の番組に出演し、この中で国内の製薬会社などが開発を進めているワクチンについて「前の政権では、FDA=食品医薬品局などがワクチンの使用を認めるまでに何年もかかっていただろう。われわれはワクチンが手に入るまでもう少しだ。3、4週間かもしれない」と述べました。

トランプ政権は、11月の大統領選挙を前に新型コロナウイルス対策の成果を示したい考えで、アメリカでは、ワクチンの許可や承認の申請を急ぐよう製薬会社に政治的な圧力がかけられているのではないかとも指摘されています。

こうした中、アメリカとイギリスの製薬大手など9社は今月8日、共同宣言を発表し、安全を最優先に開発を進める姿勢を強調しています。

新型コロナウイルスのワクチンの供給時期について、CDCのレッドフィールド所長は16日、議会で証言し「11月から12月には使えるようになるかもしれない」と述べたうえで、多くの人が接種できるのは来年の第2四半期後半から第3四半期になるという見通しを示しました。

これに対して、トランプ大統領は、記者会見で「所長の発言は不正確だ。ワクチンの供給は来月にも始められる見通しだ。年末までに少なくとも1億回分を供給できるだろう」と述べました。

トランプ大統領としては、投票まで2か月を切った大統領選挙を前に早期のワクチンの供給に努めているとアピールするねらいがあるとみられますが、CDCのトップと見通しが大きく食い違っているとして議論を呼んでいます。

一方、政権奪還を目指す民主党のバイデン候補は、地元の東部デラウェア州で演説を行い、「ワクチンの承認や供給は政治的な思惑でゆがめられてはならない。私はワクチンを信頼しているし、科学者を信頼しているが、ドナルド・トランプは信頼していない」と述べて、トランプ大統領は大統領選挙に向け成果を急いでいると批判しました。

#科学主義

#米大統領

ボーイングの主力旅客機737MAXは、おととし10月にインドネシア、去年3月にはエチオピアで墜落事故を起こし、現在も世界で運航が停止されています。

アメリカ議会下院の運輸インフラ委員会は、16日、関係者の証言など、1年半にわたって続けた調査の最終報告書を発表しました。

この中ではまず、ボーイングが、ライバルであるヨーロッパのエアバスの新型機に遅れをとらないよう開発を急ぎ、安全性より利益を重視したことが背景にあったとしています。

そのうえで、機体を制御するシステムの欠陥を認識しながら、FAA=連邦航空局への報告を怠るなど、ボーイングの隠蔽体質が事故を招いた」と厳しく非難しています。

一方、FAAに対しても、安全審査が十分でなかったと指摘しています。

ボーイングは2度の事故と運航停止で受注が大幅に減少し、新型コロナウイルスの感染拡大もあって厳しい経営が続いています。

今回の報告書について会社は「2度の事故と過ちから多くの教訓を学んだ」とコメントしていますが、737MAXの運航再開のメドは立っていません。

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