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マレーシアのマハティール前首相は26日、北部ランカウイ島で開いた地元メディア向けの記者会見の中で、3年後に予定されている総選挙について、「行われるなら98歳になる」と述べ、高齢を理由に立候補しないことを明らかにしました。

マハティール氏は1981年から22年間にわたって首相を務め、日本の工業技術や勤労精神を学ぼうという「ルック・イースト」を掲げて、マレーシアを東南アジア有数の工業国へ発展させた知日派として知られています。

おととしの総選挙では前政権で問題となっていた汚職撲滅などを掲げて勝利し、首相に返り咲きましたが、ことし2月、与党内の勢力争いで首相を辞任し、その後は議員として活動を続けてきました。

マレーシアでは、ムヒディン首相が選挙を経ずにマハティール氏のあとを継いで首相に就任したため、国民からの信任が得られていないと与野党が激しく対立し、政局が不安定化しています。

こうした中、マハティール氏の側近はNHKの取材に対し、任期途中で議会が解散し総選挙となった場合、立候補するかどうか改めて判断するという考えを示しました。

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