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クウェートでは15年間にわたって国を統治してきたサバハ首長が、滞在先のアメリカで91歳で亡くなりました。

これを受けて30日、サバハ首長の弟で83歳のナワフ皇太子が議会で宣誓し、新しい首長に即位しました。

ナワフ新首長はクウェートは深刻な状況に置かれ、厳しい課題に直面している。連携して努力し乗り越えていくしかない」と述べ、原油安や新型コロナウイルスの影響で国内経済が疲弊する中、立て直しに全力を尽くす考えを示しました。

ナワフ新首長は1991年の湾岸戦争のあと、社会問題や労働を担当する閣僚としてクウェートの復興に力を尽くし、第1副首相や内相を経て2006年から皇太子を務めてきました。

亡くなったサバハ前首長が外交の仲介役として湾岸地域の安定に力を尽くしてきたこともあり、ペルシャ湾をはさんで向かい合うサウジアラビアとイランの対立が深まる中、存在感を発揮できるのか、その手腕が問われます。

IAEAは8月下旬、グロッシ事務局長がイランとの間で、核物質が保管されている疑いが持たれている国内2か所の施設について、イラン側が拒否してきた査察を受け入れることで合意しました。

この合意に基づき、IAEAはこれまでに1つの施設を査察したことを明らかにしていますが、30日、もう1か所についても今週、査察を行い核物質を検出するためのサンプルを採取したと発表しました。

今後、ウィーン郊外にあるIAEAの研究所などでサンプルの分析を進める方針で、グロッシ事務局長は分析には数か月かかるという見通しを示しています。

イランはIAEAへの協力姿勢をアピールし、各国からも評価する声が上がっていますが、対立するアメリカは「疑惑解明に向けた1歩にすぎない」として追及を緩めない姿勢を示しています。

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