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IAEAのグロッシ事務局長は16日、声明を出し、イランの核施設の監視や調査に中心となってあたってきたIAEAの査察官のおよそ3分の1について、イランから受け入れを取り消すとの通告があったと明らかにしました。

その上でグロッシ事務局長は、「IAEAの査察活動の計画や実行に影響を与えるかつてない一方的な措置だ」と強い言葉で非難しました。

これに対し、イラン外務省のキャンアニ報道官は声明で、今回の措置はイギリス、ドイツ、フランス、アメリカが、IAEAを政治的な目的のために利用したことへの対抗措置だと主張しました。

これら4か国は今月13日に開かれたIAEAの理事会で、イラン国内の複数の場所から申告されていない核物質が見つかった問題に関して、イランに対しIAEAの調査に積極的に協力することなどを求めていました。

イランは、核合意で定められたウランの濃縮度の上限3.67%を大きく超える60%まで高めたウランの製造を進めていて、イラン側の今回の措置による査察活動への影響が懸念されます。

#イラン「IAEA査察官のおよそ3分の1の受け入れ取り消す」

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