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バンコクでは、14日から、若者たちがプラユット首相の退陣や王制改革などを求めるデモを断続的に行っているのに対し、政府は15日、5人以上の集会を禁じ、通常の手続きがなくても逮捕ができる非常事態宣言を出しました。

しかし、若者たちは、その後もデモを続け、15日は、バンコク中心部の大通りにおよそ1万人が集まったほか、16日も夕方から別の大通りを占拠して抗議活動を続けていました。

そして、現地時間の午後7時ごろ、日本時間の午後9時ごろ、警官隊が放水を行いながら強制排除に乗り出し、一部の若者たちとの間で衝突となりました。

けが人がいるかどうかはわかっていません。

14日からのデモで衝突があったのは、初めてです。

バンコクでは、今月14日から、若者たちがプラユット首相の退陣や王制改革などを求める大規模なデモを連日行っているのに対して、政府は5人以上の集会を禁じ、通常の手続きがなくても逮捕ができる非常事態宣言を出し、デモを抑え込もうとしています。

16日は夕方から、若者たちは中心部の大通りの交差点を占拠していましたが、現地時間の午後7時ごろ、警官隊が放水を行いながら強制排除に乗り出しました。

これに対し、デモ隊の一部は傘を構えるなどして、押し寄せる警官隊に抵抗し衝突が発生しました。

地元メディアによりますと、デモ隊と警官隊の合わせて15人がけがをしたということです。

若者たちのデモは、ことし7月から規模が拡大してきましたが、警察と衝突したのは初めてです。

一方、プラユット首相は16日、若者たちから辞任要求を突きつけられていることについて記者団から質問されたのに対し、ひと言、「辞めない」と答え、政権続投への意欲を示しました。

若者たちは、辞任要求に応じるまで抗議活動を続ける構えで、力で抑え込もうとするプラユット政権に対し反発を一段と強めています。

反政府デモが警官隊によって強制排除されたあと、デモに参加していた29歳の会社員の男性は、「警察はこんなことをするべきではなかった。非常事態宣言が出されてから、とても攻撃的で、過剰な対応をしている」と話していました。

また、28歳の法律家の女性は、「警察の対応にはことばが出ない。デモ隊の中には子どももお年寄りもいるのに、放水を行うなんてひどい。本当の民主主義を手に入れるまで闘い続ける」と話していました。

タイの主要なテレビ局は、王室の話題を伝える16日夜のニュース番組で、ワチラロンコン国王が王室に反対する立場から支持へと転向した人たちの集まりで語りかける様子をおよそ3分間放送しました。

この中で、国王は若者たちによる反政府デモには言及しませんでしたが、「いま、この国には、国を愛し、王室を愛する人が必要だ。皆さんの経験を若い世代に伝えてください」と述べました。

タイの国王は仏教の擁護者で、神聖で不可侵の存在とされ、肉声が数分間放送されるのは異例です。

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