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ギニアの大統領選挙には12人が立候補し、現職のコンデ大統領に主要な野党候補のディアロ元首相が挑む構図となっています。

18日、首都コナクリの学校に設けられた投票所にも有権者の長い列ができ、投票を済ませた男性は「誰が大統領になっても若者の失業問題の解決に取り組んでほしい」と話していました。

選挙戦で、コンデ大統領は世界有数の埋蔵量を誇るボーキサイトの輸出などを追い風に、経済成長を実現させた実績を訴えてきました。

しかし、コンデ大統領が今回、立候補するのに先立ち憲法を改正したことをめぐって、野党側は任期を延ばすための方策だとして強く反発しています。

こうした状況の中、国際的な人権団体、アムネスティ・インターナショナルによりますと、憲法改正に抗議するデモ隊に治安機関が発砲するなどして、この1年で50人以上が死亡したということです。

また、複数のメディアは投票日を前にした16日に軍の一部がクーデターを企てて鎮圧されたと伝えるなど、今後、開票結果が発表されるにつれ、与野党の支持者の衝突など混乱が懸念されています。

今月31日にはギニアの隣国のコートジボワールでも大統領選挙が控えていて、今回の選挙は地域の安定を占うものとしても注目されています。

ギニアでは、去年からコンデ大統領の任期延長につながる憲法の改正に抗議するデモが起こり、国際的な人権団体、アムネスティ・インターナショナルによりますと、この1年で治安機関がデモ隊に発砲するなどして、50人以上が死亡しています。

首都コナクリに住むアルファ・ジャロさん(30)は、去年10月、抗議デモに参加した際、治安機関による発砲で胸を撃たれ、銃弾は背中から突き抜けました。

一命は取りとめたものの、下半身が動かなくなり、政府からの謝罪も補償もなく、左官の仕事もできなくなっています。

ジャロさんは、「大統領は国民のために何もしていない。仕事ができなくなり、兄に頼って生きていくしかない」と話しています。

また、兄のアマドゥ・ジャロさん(42)は、「弟をこんな目にあわせても、国は知らんぷりだ。政権の人間は私腹を肥やしているだけだ」とコンデ政権を批判しています。

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