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国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は、16日、イランで先月起きた大規模な反政府デモに関する新たな報告書を発表しました。

それによりますと、先月15日からの4日間で治安部隊とデモの参加者との衝突などによって、少なくとも304人が死亡し、数千人がけがをしたとしています。

人権団体は現地で撮影された映像などを分析した結果、治安部隊が武器を持たないデモの参加者にむけて銃を発砲する様子を確認したと説明しています。

また、ジャーナリストや人権活動家など数千人が当局に拘束されたとし「冷酷な弾圧が暴露されるのを防ごうとしている」と非難しています。

先月のデモを巡ってはアメリ国務省の高官が「一連の抗議活動で1000人以上が殺害された可能性がある」と述べています。

一方で、イラン政府は、人権団体などが発表する死者数は根拠がないとしていますが、詳細な情報を公表していません。

イランのロウハニ大統領は、近く、日本を訪問し、安倍総理大臣と会談する方向で調整を進めていますが、デモへの対応を巡り国際社会からは厳しい目が向けられています。

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