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豊富な鉱物資源の輸出を追い風に経済成長が続く西アフリカのギニアでは、18日、現職のコンデ大統領に野党候補のディアロ元首相が挑む構図となった大統領選挙の投票が行われ、開票作業が続いています。

20日選挙管理委員会がコンデ大統領が優勢だとする途中結果を発表すると、一方的に勝利宣言をしていたディアロ元首相の支持者たちが集計に不正があるとして抗議を始めました。

ディアロ元首相の支持者たちは首都コナクリなどで、路上を封鎖するなどの行動に出て、これを排除しようとする治安機関と衝突していて、治安当局は21日、これまでに警察官1人を含む9人が死亡したと発表しました。このうち6人が銃弾を受けて死亡したということです。

こうした中、ディアロ元首相は動画で声明を発表して、治安機関に自宅を取り囲まれ外出できなくなっているとしたうえで、支持者に対して抗議行動を続けるよう呼びかけていて大統領選挙の開票作業が進む中、混乱のさらなる広がりが懸念されています。

今回の大統領選挙ではコンデ大統領が憲法で定められていた2期10年の任期を超える形で3期目に立候補したことから野党側が強く反発し、投票前から野党支持者と治安機関の衝突が相次いでいました。

ナイジェリアでは、少年が警察官に射殺された様子とされる動画が今月(10月)上旬にネット上で広がったことをきっかけに若者を中心とした大規模な抗議デモが全国に拡大していて、最大都市のラゴス20日夜、数千人のデモ隊に対して治安機関が発砲しました。

これについて国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルは、21日、独自の調査の結果、デモに参加していた少なくとも12人が死亡したと発表しました。

また、治安機関が証拠を隠すために、事前に現場付近の監視カメラを外していた可能性もあると指摘しました。

さらに抗議デモが始まってからのおよそ2週間で治安機関の過剰な対応などで死亡した人は、あわせて少なくとも56人に上るとして、当局に再発防止とともに徹底した調査を行うよう求めています。

ラゴスでは外出禁止令が続いていますが、公共施設への放火などが起きていて、ロイター通信は22日も複数の発砲音が聞かれたと伝えています。

ナイジェリアは、アフリカ最大の2億人近い人口を抱え、経済成長が続いていて、ブハリ大統領は国民に冷静な行動を呼びかけていますが、混乱のさらなる広がりが懸念されています。

西アフリカのナイジェリアで治安機関がデモ隊に発砲するなど混乱が広がっている中、アメリカ・ニューヨークの国連本部近くでは、ナイジェリア系のアメリカ人らおよそ80人がナイジェリア政府の対応を非難する抗議集会を開きました。

参加者たちは集会でナイジェリアの治安機関による人権侵害と政権の退陣を訴える声をあげた後、市内をデモ行進しました。

集会に参加したナイジェリアに家族がいるという調理師のフレッド・ヌワビジさんは、「ナイジェリアで起きていることは虐殺だ。友人の1人が銃で撃たれた」として怒りをあらわにしていました。

また販売員のイディオノ・エカネムさんは「ナイジェリアでは教育やその他の予算の2倍の費用が警察につぎ込まれている。それでも残虐行為がなくならない」と述べていました。

一方、国連の報道官は22日の記者会見で治安機関に自制を呼びかけるとしたうえで「ナイジェリア政府には警察改革を支援する用意があると伝えている。人権侵害の責任は問われる必要がある」と話していました。

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