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大手流通グループ2社の半年間の決算が出そろい、物価高がスーパーの事業の業績に影響を与える形となりました。

セブン&アイ・ホールディングス」の、ことし8月まで半年間の決算では、スーパー事業の営業利益が前の年の同じ時期より61%減少しました。

また「イオン」は同じ期間の決算で、営業損益が総合スーパー事業で37億円の赤字となり、食品スーパー事業で前の年の同じ時期より39%減少しました。

大手流通グループ2社のスーパーの事業の業績が振るわなかったのは、物価高によって消費者の節約志向が広がり、コロナ禍の巣ごもり需要が一巡したことが影響しています。

さらに、仕入れコストや店舗の光熱費などの上昇も影響したとしています。

ただ、その一方で、2社ともにグループ全体では売り上げ、営業利益ともに、この時期としては過去最高となりました。

セブン&アイは海外のコンビニ事業が堅調で、売り上げが5兆6515億円、営業利益が2347億円でした。

▽イオンはドラッグストアの事業などが伸び、売り上げが4兆4871億円、営業利益が958億円でした。

今後の見通しについてイオンの吉田昭夫社長は会見で「インフレが顕著な状況で、家計に占める食料品や日用品への出費の比重が相対的に高まっている。住居や余暇、アパレルは、少し消費マインドが落ちる可能性がある」と述べました。