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トランプ大統領は28日、西部アリゾナ州の2か所で演説しました。

このうち、州都フェニックス郊外の集会でトランプ大統領は、「国境に400マイル以上の壁を築き、そのうち半分はアリゾナだ。私は史上最も安全な国境を築いた」と述べ、メキシコと国境を接する地元の有権者に対し、国境に壁を建設したことで不法移民の流入を厳しく取り締まっているとアピールしました。

アリゾナ州は、1996年に当時のクリントン大統領が勝利した以外、この70年近く共和党の候補が勝利を続ける保守派の強固な地盤ですが、今回は接戦になっていて、トランプ大統領は先週も現地入りするなど、運動に力を入れています。

一方、民主党のバイデン氏は地元の東部デラウェア州でジル夫人とともに期日前投票を行いました。

バイデン氏はこれに先立って演説し、新型コロナウイルスの感染が急拡大しているとして、「トランプ政権はウイルスに降伏宣言した。私が大統領になれば対策を絶対にあきらめない」と述べ、政権の奪還に意欲を示しました。

トランプ大統領とバイデン氏は29日以降、南部フロリダ州など激戦州を連日、同じ日に訪れて遊説を行う予定で、最終盤のしれつな争いが続いています。

ワシントンにある政治資金監視団体、「責任ある政治センター」は、今回の選挙で共和・民主の両陣営が最終的に投入する資金は、上下両院の議会選挙も含めると過去最高の総額140億ドル近く、日本円でおよそ1兆4600億円に上る見通しを示しました。

これは、4年前の選挙の2倍以上で、このうち大統領選挙の費用は前回の3倍近い66億ドル、日本円で6900億円近くに上る計算です。

アメリカ連邦選挙委員会は、先週の記者会見で、新型コロナウイルスの影響でテレビやネットの選挙広告が大幅に増えていて、選挙運動に費やされる資金は過去最高に上ると説明していました。

トランプ大統領の演説会場では、夜明け前から会場入りしようとする支持者たちが長い列をつくり、気温が8度と寒い中、毛布にくるまったり、たき火をしたりして暖を取っていました。

前日の夜から並んでいるという女性は「世論調査ではバイデン氏がリードしているようですが、信用していません。トランプ大統領が間違いなく勝つと思います」と話していました。

また、演説を聞いた地元に住む女性は「アリゾナ州には隣のカリフォルニア州から移り住んでくる民主党支持者も多く、共和党支持者の割合が下がって接戦になっていますが、トランプ大統領が勝つでしょう」と話していました。

ペンシルベニア州フィラデルフィアで今月26日、黒人男性のウォルター・ウォレス・ジュニアさんが警察官に銃で複数回撃たれて死亡しました。

現地メディアによりますと、地元の警察はウォレスさんに持っていたナイフを捨てるよう警告したにもかかわらず、近づいて来たため発砲したと説明しているということですが、過剰な対応だとして2日たった28日も地元の住民ら数百人が抗議活動を続けています。

一方で、夜になって車に火がつけられたり、商店で商品が奪われたりする被害も一部で出ているということで、現地の当局が28日から夜間の外出制限を決めるなど緊迫した状況が続いています。

ウォレスさんの死亡を受けて、ニューヨークや西部オレゴン州ポートランドでも抗議活動が行われるなど影響が広がっています。

これについてトランプ大統領は28日、会見で「暴動や略奪が許されているのはおそろしいことだ。民主党州知事や市長はこれを許すべきではなく共和党であれば起こらない。法と秩序が必要だ」と述べ、民主党を批判するとともに州兵などを動員して鎮静化を急ぐべきだという考えを示しました。

一方、民主党のバイデン氏は記者団に対し「抗議するのは当然だが略奪や暴力は許されない」と述べて略奪などを批判したうえで「今回のような状況で銃の使用を減らす方法について検討しなければならない」と述べ、警察の銃の使用方法などの改革が必要だと強調しました。


【メディアは黙殺】バイデン親子の特大スキャンダル【WiLL増刊号#307】

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