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トランプ大統領は27日、激戦州の中西部ミシガン州で大規模な集会を開き、「私はドイツや日本にアメリカに工場をつくるよう求めてきた」と述べ、労働者を重視する姿勢を訴えました。

ミシガン州はかつて鉄鋼業や重工業が盛んだった「ラストベルト」の一角で、大統領選挙では長年、民主党が制してきましたが前回はトランプ氏が白人労働者の支持を得て勝利していて、トランプ大統領としては、労働者を重視する姿勢を訴えて前回の勝利の再現を図るねらいがあるとみられます。

これに対して、民主党のバイデン氏は共和党が地盤としてきた南部ジョージア州で集会を開き、「国の分断が広がっているが、私は国民が団結し、国を癒やすことができると知っている」と述べ、党派を超えた融和を訴えました。

ジョージア州トランプ大統領としては確実に勝利したい州ですが、今回は、世論調査で両候補の支持率がきっ抗しています。

民主党は、オバマ前大統領も前回、トランプ大統領が勝利した激戦州の南部フロリダ州で同じ日、集会を開いていて、選挙戦の最終盤、両陣営とも重視する州で活動を強め相手の切り崩しを図っています。

オバマ前大統領は27日、激戦州の南部フロリダ州を訪れ、「トランプ大統領パンデミックの真っただ中にもかかわらず、医療保険制度をすぐにでも人々から取り上げようとしている。そして彼の望みを実現することができる判事が、連邦最高裁判所の判事として承認された」とトランプ大統領を批判しました。

また来週の大統領選挙を前に、早めに投票に行くことを呼びかけ、演説が終わったあとも、投票を意味する「VOTE」と書かれたマスクを着けて、アピールしていました。

ペンシルベニア州南東部の町、ベンサレムには、ことし2月にトランプ大統領のグッズを専門に扱う店が開業し、来週の選挙を前に、多い日で1日およそ300人が全米各地から訪れるということです。店によりますと、特に人気の商品は、トランプと書かれたTシャツや帽子、そしてマスクでよく売れているということです。

店のオーナーのマイケル・ドメニコさんは、「誰もマスクを着けたくないけどもし着用しなければいけないときは、みんな、この『トランプ・マスク』を買ってくれるよ」と話していました。

南部フロリダ州から来た62歳の男性は、「この3週間で3回来ました。熱烈なトランプサポーターの友達が私と同じ帽子をほしがっていたので、きょう買いに来ました」と話していました。

地元の56歳の女性は、「私と夫はトランプTシャツを15枚ぐらい持っています。トランプ大統領の再選は100%信じています」と話していました。

オーナーのドメニコさんによりますとトランプ大統領の集会が州内で行われると、多くのトランプ支持者が店を訪れて、Tシャツが完売になることもあるなど4年前と比べても熱気は高まっているということです。

首都ワシントンでは、NBAアメリプロバスケットボールの八村塁選手が所属するウィザーズの本拠地、「キャピタル・ワン・アリーナ」に期日前の投票所が設けられました。

期日前投票初日の27日、投票所には、朝から大勢の有権者が列を作り、投票までに15分ほどかかっていました。投票所は、通常はメディア関係者が行き来する通路に設けられ、有権者は、紙の投票用紙か、タッチパネル式のスクリーンで投票するかを選択し1票を投じていました。

投票を終えた女性は、「高齢なので、選挙当日にトラブルがあると大変だと思い、なるべく早く投票したいと思って来ました。とてもスムーズに投票できて満足しています」と話していました。

全米の多くの州ではすでに期日前投票が始まっています。

今回のアメリカ大統領選挙新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多くの州で郵便投票の制度が緩和されたこともあり、期日前投票を行った人は27日の時点で全米で6600万人を超え、すでに前回、4年前の選挙を上回っていて、11月3日の投票日に向けてさらに増えると見込まれています。

トランプ大統領は27日、激戦州の中西部ミシガン州ウィスコンシン州で大規模な集会を開きました。

トランプ大統領はバイデン氏が外国との貿易協定を推進してきたと主張したうえで、「バイデン氏は長年、労働者を苦しめてきた。私は許さない」と述べ、労働者層を重視する姿勢を訴えました。

これらの州は、かつて製造業が盛んだった「ラストベルト」と呼ばれる地域に位置し、前回4年前の選挙で、この地域の白人労働者層の支持がトランプ大統領の勝利を後押ししたと分析されています。

これに対しバイデン氏は、黒人有権者の多い南部ジョージア州最大の都市、アトランタで集会を開き「トランプ大統領は構造的な人種差別を問題と考えず、黒人の命も重要だと言わない。私なら意見が異なる人でも耳を傾ける」と述べ、人種差別の解消に努めると訴えました。

ジョージア州共和党の地盤ですが、今回は両候補の支持率がきっ抗していて、バイデン氏としては支持基盤とする黒人の有権者層の支持を固めたいねらいがあるとみられます。

今回の選挙では期日前投票の数が27日の時点で、前回選挙での投票総数の5割にあたる7000万人にのぼっていて、両候補はそれぞれが基盤とする支持層への訴えを強めています。

トランプ大統領の陣営は27日、声明で「陣営のサイトが27日午後、書き換えられた」として、ハッキングの被害に遭ったと明らかにしました。

陣営は「機微に触れるデータはサイト上になく、流出しなかった。サイトはすでに元に戻った」としたうえで捜査機関と協力しているとしています。

米大統領選の世論調査で数カ月にわたり優勢となっている民主党候補のバイデン前副大統領が、本選でトランプ大統領に勝利すると想定することについて、ウォール街の金融機関から慎重な見方が出ている。

  ウェルズ・ファーゴの株式戦略責任者クリストファー・ハービー氏は今回の選挙戦について「実に奇妙」だと指摘。カウエンのアナリスト、ジャレット・サイバーグ氏は、バイデン氏が「勝利しそうに見える」としながらも、トランプ氏勝利の可能性も真剣に考慮すべきだとくぎを刺した。

  ハービー氏によると、大半の世論調査ホワイトハウスと上下両院を民主党が押さえる「ブルーウェーブ」を示唆しているが、期日前投票データなど他の幾つかの指標ではそうではないと言う。また、上院の過半数確保の行方については「不透明」としながらも、共和党が最近間違いなく追い上げていると付け加えた。

  ハービー氏はまた、最近のラスムセンの大統領選調査でトランプ氏がバイデン氏を48%対47%でリードするという「気になる世論調査」に言及した。

  ラスムセンの日々の調査「ホワイトハウス・ウオッチ」によると、バイデン氏は27日に再びトランプ氏を49%対47%でリードしているが、26日にはトランプ氏が9月半ば以来初めて優勢となっていた。一方、リアル・クリア・ポリティクスがまとめた他の世論調査の平均では、バイデン氏がトランプ氏を8ポイントリードしている。

  ラスムセンの数字は外れ値の可能性もあるものの、同社はリアル・クリア・ポリティクスのリストに入っている世論調査会社で、2016年大統領選の得票率を唯一正確に予測したと、ハービー氏は指摘。バイデン氏が選挙人の獲得数で勝利を確実にするためには、得票率で少なくとも3ポイントの差をつけて勝つ必要があるだろうと、分析した。

原題:
Analysts Warn About Polls Signaling Biden Win: Wall Street Votes(抜粋)

地元の警察などによりますと、ペンシルベニア州フィラデルフィアで、26日午後、黒人男性のウォルター・ウォレス・ジュニアさんが警察官に銃で撃たれて死亡しました。

現地のメディアによりますと、地元警察は現場に駆けつけた警察官がウォレスさんに持っていたナイフを捨てるよう警告したにもかかわらず、近づいてきたため発砲したと説明しているということです。

フィラデルフィアの司法当局が当時の状況を調べています。

インターネット上には、発砲の状況を写したとされる映像が拡散し、現地では、26日夜から警察による過剰な対応だとして抗議活動が続いています。

27日夜も数百人が集まって抗議活動が行われていて、現地のメディアは過激化した一部が、車に火をつけたほか店舗から商品を略奪したと報じていて、州兵が招集されるなど緊張が高まっています。

これに対し、ウォレスさんの叔父は、現地のメディアに「街が壊されるのを見たくない。何の解決にもならない」と述べ、破壊行為などをやめるよう訴えています。

ペンシルベニア州は、大統領選挙の結果を左右する激戦州の1つで、投票日まで1週間を切る中で、選挙にも影響する可能性があります。

インスタグラムには、ウォレスさんが警察官に撃たれた様子を撮影したとされる動画が投稿されています。

動画には住宅街でウォレスさんとみられる男性が、複数の警察官に銃を向けられて制止を求められている様子が写っています。

男性は刃物のようなものを持って歩いていて、警察官に向かって腕を振り上げた直後に銃声が複数回、鳴り響きました。

そして、男性が道路上に倒れ込んだ様子も確認できます。

また、現場に居合わせた人たちが、警察官に詰め寄って抗議している様子なども写っています。

ペンシルベニア州で、黒人男性が警察官に銃で撃たれて死亡したことを受けて、民主党のバイデン氏とハリス氏は27日、哀悼の意を示す連名の声明を発表しました。

声明の中では、亡くなった黒人男性のウォルター・ウォレス・ジュニアさんの家族や事件に悲しむすべての人に対して「胸が張り裂けるような思いだ。すでに多くのトラウマを抱えて耐えてきた地域のコミュニティに、この事件はさらなる苦痛をもたらした。ウォレスさんの命はほかの命と同じように大切だ」とつづり、哀悼の意を示しました。

そのうえで、一部の過激化した抗議活動による暴動や略奪については「警察官への攻撃や、すでにパンデミックで苦しんでいる小さな商店を破壊することは、正義をもたらすことにはつながらない。略奪は抗議ではなく犯罪だ」と批判し、「国家として、われわれは警察改革と地域の平和と安全を維持する2つの課題を解決できる十分な強さを持っている。それが私たちアメリカの使命だ。それが本当の正義を実現する方法だ」と呼びかけました。

そして、トランプ大統領については「私たちの社会の分裂の炎をあおっているだけだ。彼は人々を1つにするという本当の仕事をすることができない。私たちはやれる」と批判しました。

黒人男性が警察官に銃で撃たれて死亡した事件をめぐって男性の両親は27日、メディアの取材に応じ、街なかで広がっている暴力や略奪などの行為をやめるよう呼びかけました。

この中で、亡くなったウォルター・ウォレス・ジュニアさんの父親は「街を引き裂く暴力や商店からの略奪行為、この混乱を許さない。私の息子や家族を救うために正義が行われることを望む」と呼びかけました。

そのうえで「よい警察官もいれば悪い警察官もいる。責めるわけではないが、彼らがしたことについて、誰かが責任を負うべきだ」と述べ、適切な対応を求めました。

また母親は「息子を撃たないでと何度も呼びかけましたが、警察は息子を撃ちました。そしてそれは完全に間違っていました」と話していました。

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