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日本政府が提出した核兵器の廃絶を求める決議は3日、軍縮を扱う第1委員会で採決にかけられ、賛成139、反対5、棄権33の賛成多数で採択されました。

採択は27年連続で、核保有国では、アメリカとイギリスが賛成しました。

一方、来年1月発効する核兵器禁止条約の中心国のオーストリアなどは決議が条約に直接言及していないことなどから棄権しました。

日本の決議は、核兵器のない世界の実現に向けて核保有国を含むすべての国がとるべき共同行動として、▽核保有国が保有する核戦力の透明性の向上や核保有国間の信頼の醸成、▽核兵器が使用されるリスクを減らすための方策、▽軍縮教育や被ばく者との交流など6項目を提案しています。

またアメリカとロシアの間で交渉が行われている核軍縮の条約、新STARTの重要性を指摘しています。

日本は核兵器禁止条約を批准しない中で、唯一の戦争被爆国として核保有国と非保有国の意思疎通をうながす橋渡しの役割をどう果たしていくかが今後の課題です。