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ゆうちょ銀行が3年前から発行している「mijica」は、口座を持つ人の貯金が不正に引き出される被害がことし9月末までに54件確認され、被害額は332万円にのぼっています。

また、会員1422人が不正にログインされ、個人情報を盗み取られたおそれがあることも明らかになっています。

関係者によりますと、こうした事態を受けてゆうちょ銀行はmijicaを取りやめる方針を固めました。

デビットカードプリペイドカードの機能は、ほかのサービスに移し、利用できるようにすることを検討しています。

これまで明らかになったセキュリティーの不備を抜本的に改善するには多額の投資が必要になるため、継続するのは難しいと判断したものと見られます。

mijicaの会員はおよそ20万人にのぼり、ゆうちょ銀行では一連の被害などについての相談窓口を充実させることにしていて、9日、池田憲人社長が記者会見し、こうした方針を説明する見通しです。

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