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ゴールドマン・サックス・グループは、欧州株取引のためのプラットフォームを開設する計画だ。英国が欧州連合(EU)を離脱した後もロンドンで欧州株を扱えるような合意ができない場合に備える。

  ゴールドマンはフランスの監督当局に「SIGMA・X欧州」という取引プラットフォームをパリに開設する許可を申請した。同社が明らかにしたもので、当局の承認が得られれば来年1月4日より前に稼働させる予定だという。

  「当社が想定する英離脱後の欧州と英国の流動性状況の変化に、全ての顧客が対応できるための機能を整えておくことが非常に重要だ」と、先物・株式電子取引世界責任者のエリザベス・マーティン氏がインタビューで述べた。

  英国はEU内投資家に大半の欧州株について取引の場を提供する自動的な権利を年末に失う。この混乱を防ぐため、EU内の都市に取引プラットフォームを設置したCBOE欧州やロンドン証券取引所グループなどの競合にゴールドマンも追随する。マーティン氏は、ロンドンがEU株の取引量の大半を失うと考えていると語った。

  SIGMA・X欧州はダークプールと呼ばれる私設取引システムおよび定期的なオークションブックを運営する。EUの包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の下にある全ての欧州拠点企業の株式を受け入れ、15市場でEU株の取引を開始する。ロンドンにある従来からのSIGMA・Xは英国とEU株の両方を引き続き扱う。

原題:
Goldman Sachs to Start Paris Trading Venue as Brexit Approaches(抜粋)

24日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて454ドル97セント高い、3万46ドル24セントで、史上初めて3万ドルの大台に乗せました。

この日は新型ウイルスのワクチン開発への期待や、アメリカでの政権移行手続きが進むのではないかという見方から取り引き開始直後から大きく値上がりし、3万116ドルまで上昇しました。

ダウ平均株価は、新型ウイルスの感染拡大でことし2月末以降急落しましたが、中央銀行による大規模な金融緩和を背景に回復を続けました。

そしてワクチン開発への期待などから今月に入ってからさらに上昇し、感染拡大前のことし2月につけた最高値を更新していました。

ダウ平均株価は「優良株」とも言われる大手30社の株価で構成され、アメリカ経済の動向を見る上でも重要です。

そのアメリカ経済は、感染が再び拡大する中、雇用も十分には戻っておらず、市場関係者などからは、「景気回復のペースが鈍っている実体経済とはかけ離れた値動きとも言える」といった声も聞かれます。

これについて、米国野村証券の雨宮愛知シニアエコノミストは「株価は、企業活動の先行きを見通して動いているので、新型ウイルスのワクチンが普及したあとの企業収益などを見越しての株価上昇だ。合わせて、大規模な金融緩和が支えている中での3万ドル到達と見ている。ただ、感染が再拡大している足元の景気や、さらに今後、半年くらいのアメリカの景気の谷の深さがはっきりしない中では、実体経済とのかい離が出ているのも事実だ。したがって、今の株価上昇をすべて正当化するのは難しいかもしれない」と話しています。

ダウ平均株価は「ダウ工業株30種平均」と呼ばれるもので、いわゆる「優良株」とされるアメリカの30の企業の株価から算出される世界で最も有名な株価指数です。

アメリカのダウ・ジョーンズ社が1896年にアメリカ企業12社の株価の平均を算出したのが始まりとされ、構成する銘柄は経済や産業構造などを背景に、常に組み替えられています。

おととし6月には、それまで111年にわたってダウの銘柄を構成していた発電所のタービンなどを製造するGE=ゼネラル・エレクトリックが、またことし8月には、石油大手のエクソンモービルなど3社が除外されました。

現在の30社を見てみますと、ボーイングゴールドマン・サックスウォルマートコカ・コーラマクドナルド、ウォルト・ディズニー、ナイキ、アップルなど、製造業からIT、小売り、金融など多岐にわたっています。

これらの企業はアメリカを代表するだけでなく、世界で事業を展開する「グローバル企業」と言ってよく、ダウ平均株価の値動きは世界経済の動向を見る上でも重要とされています。

ことし1月には、アップルの株価がボーイングを抜いてダウの中で最も高くなり、「伝統的な製造業に代わってIT関連企業が産業界の『顔』になった」と象徴的に伝えられました。

一方、ダウ平均株価のほかにも、IT関連企業の多い「ナスダック」、それにより幅広くおよそ500社の株価の動きをまとめた「S&P500」といった株価指数があります。

ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が初めて3万ドルを超えたことを受けて、トランプ大統領は急きょ記者会見を行い「国民を祝福したい」と述べました。

トランプ大統領は24日、ホワイトハウスで急きょ記者会見を行い、「皆を祝福したい。ダウ平均株価は史上最高値の3万ドルを記録した。パンデミックによって起きたことがあったにもかかわらずだ」と述べました。

そのうえで、「3万ドルというのは、誰も見ることがないと思った神聖な数字だ。懸命に働いた政権内のすべての人たちにお祝いのことばを述べたい。そして最も重要なのは、国民の皆さんを祝福したい。本当にありがとう」と述べました。

トランプ大統領は1分ほど話をしたあと、質問を受け付けずに記者会見場を後にしました。

トランプ大統領としては株価の上昇を自身の政権の成果だと強調したい思惑もあると見られます。

戻ってきた米国
バイデン次期米大統領は、新政権の外交・国家安全保障担当チームを発表。国務長官に指名するアントニー・ブリンケン氏をはじめ、全員が経験豊富な専門家だ。バイデン氏は新チームについて「米国が戻ってきた」という事実を映し出していると説明した。

公式に認定
ペンシルベニアネバダの米2州は、大統領選挙でのバイデン前副大統領の勝利をそれぞれ公式に認定した。ペンシルベニアでは8万555票差、ネバダでは3万3500票差でバイデン氏が勝利したと認定した。

週2日は在宅で
ドイツ銀行は新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)で得た教訓として、従業員の大半を対象に週2日在宅で勤務させることを常態化する新方針を検討している。事情に詳しい複数の関係者によれば、ドイツ銀行は数カ月前から方針変更を協議しており、週2日在宅ルールが有望なシナリオとして浮上した。新ルールには依然、規制監督面での問題が残り、従業員全員を対象に一律適用することにはならないという。

「適切」なレンジへ
中国の李克強首相は、パンデミックによる打撃からの大きな回復を予想した。李首相は記者会見で、今年はプラス成長になるとの見通しを示し、来年については「中国経済の発展は適切なレンジへ戻るだろう」と述べた。

5000億ドル突破
24日の米株式市場で、電気自動車(EV)メーカーのテスラは初めて時価総額が5000億ドル(約52兆2750億円)の節目を突破した。S&P500種株価指数の構成銘柄入りを控え、買いが過熱している。年初来で株価は6.5倍近くに膨らんだ。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが16日にS&P500指数の構成銘柄に採用すると発表して以降、上昇は加速している。

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