仏 警察官の顔などの撮影禁じる法案に対する抗議デモ #nhk_news https://t.co/NtOGcVg4Zz
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年11月28日
フランスでは、音楽プロデューサーの黒人男性が警察官3人から繰り返し暴行を受ける映像がインターネット上で公開され、衝撃が広がっています。
フランス政府は治安対策の一環として、勤務中の警察官の個人を特定する顔などの画像や動画を撮影し、拡散することを禁じる法案の成立を目指していますが、報道の自由を脅かし、警察官による暴力の証拠が得られなくなるなどとして抗議の声が上がっています。
28日、ジャーナリストの組合や人権団体などの呼びかけでこの法案や警察官の暴力に抗議するデモがフランス各地で行われ、内務省によりますと、首都パリでは、およそ4万6000人が参加し、「警察の暴力を止めろ」などと訴えて、法案に反対しました。
さらにデモでは一部の参加者が暴徒化して車両や建物に火をつけ、催涙弾などで応じる警官隊と衝突しました。
参加者のけが人の数は明らかになっていませんが、内務省によると、これまでに警察官37人がけがをしたということです。
フランスでは、警察官による市民などへの暴力が相次いで明らかになっていて、法案に対する反発が一段と広がっています。
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