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アメリカで白人の警察官に取り押さえられた黒人男性が死亡した事件で、抗議デモが全米に広がる中、トランプ大統領は1日、各州の知事とビデオ会議を開きました。

会議は非公開で行われましたが、アメリカのメディアは会議の音声データを入手したとして伝えました。

この中でトランプ大統領「もっと厳しくならなくてはならない。支配しなければならない」と述べ、デモ隊に対してもっと厳しく臨むよう各州の知事に求めています。

一方、ホワイトハウスのマケナニー報道官は1日の記者会見でトランプ大統領は受け入れられないことだという立場を明確にしている。暴力や略奪などは認められない。これらの犯罪行為は抗議デモではない」と述べ、抗議デモが過激化していると、非難しました。

オバマ米大統領は1日、中西部ミネソタ州の白人警官による黒人男性暴行死事件への抗議デモについて「司法制度と米国社会により高い倫理を求めるなら模範を示そう」と訴え、平和的な実施を呼び掛けた。「暴力を許したり、正当化したりしてはいけない」と暴徒化する一部参加者に自制を求めた。投稿サイトへの寄稿文で表明した。

 オバマ氏は全米各地のデモについて「長年にわたる警察権力行使や司法制度の改革失敗に対する不満の表れだ」として理解を表明。参加者の圧倒的多数は「平和的」と指摘した上で、少数が暴力により「無実の人々を危険にさらしている」と批判した。

アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで先月25日、黒人男性が白人の警察官にひざで押さえつけられて死亡した事件から1日で1週間となりました。

事件に抗議するデモは全米に広がっていて、西部カリフォルニア州ロサンゼルスや、南部フロリダ州マイアミなど複数の都市では、週末にかけて店での略奪が起きました。

また、首都ワシントンやニューヨークなどではデモ隊の一部が過激化し、至るところで店の窓ガラスが割られたり警察車両などが放火されたりしていて、AP通信によりますと、これまでに4400人以上が拘束されたということです。

さらに、デモによる混乱の中で中西部のミシガン州イリノイ州など5つの州で銃撃事件が起き、合わせて6人が死亡しています。

治安を維持するためワシントンなどでは夜間の外出禁止令が出されているほか、ABCテレビは、21の州でデモの現場に州兵が派遣されていると伝えています。

事件から1週間となった1日もニューヨークなど複数の都市で抗議デモが呼びかけられ、事態が収束する見通しは立っていません。
ワシントンでは31日、抗議デモの参加者の一部が暴徒化し、混乱が広がりました。

一夜明けた1日午前、抗議デモが行われたホワイトハウスの前の広場は閉鎖されて警備が厳しくなり、ホワイトハウスには近づけなくなっていました。

周辺ではレストランや商店などの窓ガラスが割られ、壁には「黒人の命は重要だ」などとペンキで大きく書かれていました。

従業員たちは落書きを消す作業に追われ、再びデモが行われる可能性があるため被害を受けないように窓ガラスに板を張っていました。

ホワイトハウスの近くには火が放たれた建物もあり、焦げ臭いにおいが残っていました。

一方、ホワイトハウスから2キロほど離れたリンカーン記念堂の前には、ミネソタ州で白人の警察官に押さえつけられて死亡した黒人男性の写真が掲げられ、訪れた市民が花を手向けたり祈りをささげたりして、死を悼んでいました。

アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで1日、警察官に押さえつけられて亡くなったジョージ・フロイドさんの弟が事件現場を訪れました。

事件現場には多くの花が手向けられ、壁には亡くなったフロイドさんの顔が描かれていて、フロイドさんの弟は静かに敬礼していました。

そして、集まったデモの参加者たちに破壊行為や略奪をやめるよう訴えました。

フロイドさんの弟は「あなたたちが動揺しているのは理解できます。しかし私に比べればその動揺は半分です。その私が物を壊したりコミュニティーを破壊したりしていないのに、あなたたちは何をしているのですか。兄が戻ってくることはないのです。お願いだから平和的にやってください」と話し、抗議デモを平和的に行うよう訴えました。

バイデン氏は1日、地元デラウェア州の黒人たちが通う教会で、抗議デモが全米に広がり一部が暴徒化して混乱が続いていることについて演説しました。

この中で、人種差別について「憎しみは姿を隠すだけで消えることはない。権力の座にあるものが隠れた憎しみに息を吹き込むことでそれは姿を現す」と指摘しました。

そのうえで「大統領の発言が重要だ。10年前には聞かれなかったようなことが今は声高に言われている」と述べ、名指しは避けながらも、たびたび論議を呼んできたトランプ大統領の言動が人種差別をあおり混乱を助長していると批判しました。

バイデン氏は、新型コロナウイルスの影響でおよそ2か月半にわたり公の場での集会や選挙運動を控えていましたが、黒人男性の死亡をきっかけに抗議デモが全米に拡大する中、秋の大統領選挙も視野に連日、公の場に姿を現し、トランプ政権への批判を強めています。

アメリカでは、白人の警察官に取り押さえられた黒人男性が死亡した事件を受けて、抗議デモが全米に拡大し、一部が暴徒化して放火や店舗での略奪が起きています。

AP通信によりますと、これまでに4400人以上が拘束されたほか、死傷者も出ています。

事件から1週間がたった1日、トランプ大統領ホワイトハウスで記者会見し、「私は法と秩序の大統領であり、すべての平和的な抗議の味方だ」と述べる一方、略奪や暴力行為については「国内でのテロ行為だ」と強く非難しました。

そして「全米の州知事に、街を制圧するのに十分な州兵を動員するよう強く要請した。住民の命や所有物を守るための行動を拒否する市長や州知事がいれば、私がアメリカ軍を派遣して、瞬時に問題を解決する」と述べ、必要に応じて大統領権限で軍を派遣する考えを示しました。

そのうえで「暴動を組織する者には厳罰を科し、刑務所で長い刑期を務めてもらう」と述べ、暴動に関与した人物に厳しく対処する考えを強調しました。

トランプ大統領はこのあと、ホワイトハウスに近い、暴動で放火された教会を訪問しましたが、これに先立って、警官隊が教会周辺で抗議活動をしていた人たちを、警告弾などを使って強制的に排除したため、現場では反発の声が上がり、一時、騒然となりました。

野党・民主党やメディアは、トランプ大統領の強硬な姿勢について「事態の収拾を図るべきときに、かえって対立をあおっている」などと批判を強めていて、混乱が深まっています。

1日、ニューヨークのマンハッタン中心部の観光名所、タイムズスクエアでも抗議デモが行われました。

タイムズスクエアには200人を超す人たちが集まり、「今こそ正義を」と書かれたプラカードを掲げて「これ以上、人種差別を許すな」と声を上げました。

このあと、参加者たちは一斉に道路に横たわって、死亡した黒人男性が警察官にひざで押さえつけられた際に訴えた「息ができない」という言葉を繰り返して、抗議の意思を示しました。

参加した黒人男性は「アメリカにはいまだに人種差別の問題がある。これが現実だ。今こそこの問題に目を向け、変えていかなければいけない。黙ってはいられない」と話していました。

ニューヨーク市では連日、抗議デモの参加者の一部が暴徒化し、警察との間で衝突が起きています。

1日、中心部マンハッタンにあるソーホー地区では、高級ブランド店のショーウインドーや銀行の窓ガラスが広い範囲にわたって割られ、被害の大きさがうかがえました。

店の関係者は、割れたガラスを片づけたり、木の板で店の窓ガラスをふさいだりしていました。

ロサンゼルスの中心部では1日、警察の車両が頻繁に行き交い、ものものしい雰囲気に包まれていました。

有名ブランドの店舗では、略奪の被害を防ぐため、入り口に大きな板を打ちつける作業が行われていました。

また、別の店舗の壁面には、抗議活動に加わった人物が書いたとみられる落書きが残っていました。

一方、ハリウッドにある大通りでは、2000人以上のさまざまな人種の若者がデモ行進を行い、「人種差別は認めない」などとシュプレヒコールを上げていました。

参加した人の中には白人の姿も多く見られ、「正義を主張するためにここに来ました」とか「黒人の男性が被害者となった、警察官による残虐行為に対する抗議に、人種は関係ありません」などと話していました。

アメリカで白人の警察官に取り押さえられた黒人男性が死亡した事件に対する、抗議の動きは、アメリカ以外にも広がっています。

オランダで

オランダの首都アムステルダム中心部の広場には、1日、「黒人の命は大切だ」とか「沈黙してはいけない」などと書かれたプラカードを持った、大勢の人たちが集まりました。

デモの主催者は、新型コロナウイルスの感染対策として、参加者に互いに1.5メートルの距離をとるよう求めましたが、ロイター通信は、広場にはおよそ1万人が集まり、距離をとれる状況にはなかったと伝えています。

参加者は、死亡した黒人男性が警察官に押さえつけられた際に訴えた「息ができない」という言葉を繰り返したり、一斉に拳を突き上げたりして抗議しました。

フランスで

フランスでは、首都パリの中心部にあるアメリカ大使館の前で抗議デモが行われました。

黒い服を着た数十人が参加し、「人種差別が首を絞める」とか「私たちは皆ジョージ・フロイドだ」などと書かれたプラカードを持ち、一斉にひざまずいて、抗議の意思を示しました。

デモを主催した団体の代表は「不幸にも人種差別の問題は、ほかの国でも同じように問題になっています。フランスも例外ではありません」と話していました。
カナダやニュージーランド
抗議デモは、1日にはカナダやニュージーランドでも行われたほか、先月31日にもイギリスやドイツで相次ぎました。

アメリカで、黒人に対する差別に抗議するデモが広がるなか、トランプ大統領は先月29日、「略奪の始まりは、銃撃の始まりだ」などとツイッターフェイスブックに投稿しました。この投稿についてツイッター社は「暴力をたたえる内容が含まれる」として、警告を表示するなどの対応を取りましたがフェイスブックはそうした対応をとっていません。

こうした中アメリカの複数のメディアはフェイスブックの社員が1日、大統領の投稿を適切にチェックすべきだとして会社の方針に抗議し、オンラインでストライキを行ったと伝えました。フェイスブックは、NHKの取材に対しストライキがあったことを認めたうえで「困難に直面するなか、社員からのフィードバックを受け止めていきたい」などとコメントしています。

ザッカーバーグCEOトランプ大統領の投稿について「警告だと解釈したため残す決定をした」とコメントしていますが、その数日前には「政治的な発言は民主主義において最も慎重に扱うべきものの一つだ」として、政治家の投稿のファクトチェックに消極的な姿勢を示していました。

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アメリカでは、中西部ミネソタ州で、5月25日、黒人男性が白人の警察官にひざで押さえつけられ死亡する事件が起きたことをきっかけに、抗議デモが首都ワシントンやニューヨークなど全米に広がっています。

多くのデモは平和的に行われているものの一部が暴徒化して物を壊したり略奪したりしていて、AP通信はこれまでに5600人以上が拘束されたと伝えています。

1日、事件現場を訪れた男性の弟は暴力的な行為について「私の兄弟を思ったうえでの行動ではありません。別の方法で実行しましょう」と呼びかけました。

こうした中、トランプ大統領ホワイトハウスで記者会見し、破壊行為や略奪について「国内でのテロ行為だ」と非難したうえで「住民の命や所有物を守るための行動を拒否する州知事や市長がいれば、私がアメリカ軍を派遣して瞬時に問題を解決する」と述べ、必要であれば大統領権限で連邦軍を派遣すると警告しました。

また、アメリカの複数のメディアは、トランプ大統領が記者会見の前に行った州知事とのビデオ会議の音声を入手し、この中でトランプ大統領は「抗議デモを制圧しなければならない。時間をむだにするな。デモ参加者になめられ君たちは愚か者に見られてしまう」と発言したと伝えました。

これに対し、野党・民主党州知事の間からは「大統領の攻撃的な発言がかえって対立をあおっている」との批判の声が上がり、ニューヨーク州のクオモ知事はツイッターに「大統領は自国民に対して軍を派遣しようとしている。彼にとってはすべて『リアリティーショー』だ。恥ずかしい」と投稿しました。

ワシントン・ポストなどは、国防総省高官の話として、連邦軍憲兵隊や工兵部隊が治安維持に備えてすでにワシントン近郊に待機していると伝えていて、事態が収束に向かうかは不透明です。

事件で亡くなったジョージ・フロイドさんの死因について、中西部ミネソタ州の地元当局は1日、「法の執行による制圧と拘束、首の圧迫による心肺停止」として、殺人だと断定する調査結果を公表しました。発生状況については「警察官によって拘束された際に心肺停止に至った」としています。また、フロイドさんが動脈硬化症や高血圧による心臓病の持病があったことや、薬物を使用していたことが影響した可能性もあるという見方を示しました。

事件から1週間となった1日、黒人として初めてアメリカの大統領に選ばれた、オバマ前大統領は、自身のインスタグラムに、ふだん投稿している写真の代わりに、暴力行為ではなく選挙などを通じて制度改革を実現すべきだとする文章を投稿しました。

その中でオバマ氏は、全米各地に広がった抗議活動は「数十年間にわたって改革に失敗してきた、警察の慣習とアメリカの刑事司法制度へのいらだちを表したものだ」と指摘しました。

そのうえで「暴力行為を許したり、正当化したり、ましてや参加するべきではない。高い倫理規範に基づいて刑事司法制度や社会を動かしていくには、私たち自身がその規範を形づくらなければならない」と述べ、店舗への破壊行為など過激な暴力をやめるよう呼びかけました。

また、警察や刑事司法制度の改革などを担っているのは、選挙で選ばれた地元の市長や議員などだとして、「改革のために働いてくれる候補者に投票しよう」と呼びかけました。

そして「この正当な怒りを、平和的で持続的、かつ効果のある運動につなげられれば、私たちの国が高い理想に見合うよう歩んできた長い道のりの、真の転換期になるだろう」と訴えました。

アメリカでは、白人の警察官が取締りの際に黒人を暴行したり死亡させたりする事件が後を絶たず、これに反発した市民による抗議が繰り返されてきました。

1991年、西部カリフォルニア州のロサンゼルスでは白人警察官4人が飲酒運転の疑いがあったロドニー・キングさんを路上で暴行する様子がテレビで放映されました。しかし、1992年、この警察官たちが無罪となったことに黒人たちが強く反発して、「ロサンゼルス暴動」と呼ばれる大規模な暴動が起きました。

2012年には、南部フロリダ州で、黒人の高校生、トレイボン・マーティンさんが自警団の男性に銃で撃たれて死亡する事件が起き、警察は当初、正当防衛にあたるとして、男性を逮捕しませんでしたが、「人種差別だ」として抗議する声が広がり、およそ40日後に逮捕しました。

2014年には白人警察官の取締りで黒人が死亡する事件が相次ぎ、このうち、ニューヨークでは、違法なたばこを販売していたとして、43歳の黒人男性が複数の警察官に取り押さえられ、その際に首を絞められて死亡。中西部ミズーリ州ファーガソンでは、18歳の黒人の少年、マイケル・ブラウンさんが白人の警察官に銃で撃たれて死亡しました。しかし、いずれの事件でも警察官は起訴されませんでした。

新型コロナウイルスの感染が広がったことしに入ってからも、黒人差別だとして反発を招く出来事が相次いでいます。

2月、南部ジョージア州でジョギングをしていた黒人男性を射殺した疑いで、白人の元警察官と息子が5月になって逮捕されましたが、逮捕は、事件の映像がSNSに投稿されたあとだったことから、「被害者が黒人であるため不当に扱われた」として、各地で警察への抗議の声があがりました。

5月25日にはニューヨークの公園で、犬をリードでつながずに散歩させていた白人女性に対し、黒人男性が公園の規則に従うよう注意したところ、女性が「アフリカ系アメリカ人の男に命を脅かされていると警察に言う」などと叫んで通報する様子の動画が広がり、女性に批判が集まりました。

アメリカの複数のメディアによりますと、凍結されたアカウントはファシズムなどに反対する団体、「アンティファ」を自称していたものの、ツイッター社が調べたところ、この団体とは立場が相反する白人至上主義者らによって作られた偽のアカウントだったということです。

このアカウントからは、「今夜だ、同志たちよ。われわれは住宅街へと行動を移す」などとツイートされており、ツイッター社はCNNなどに対し、凍結の理由について、偽のアカウントを禁止する社の規約に違反し、かつ暴力行為をあおったためだとし、「大衆に混乱をもたらす試みには積極的に対応をとる」としています。

トランプ大統領ツイッター極左無政府主義者がデモを過激化させていると主張して、「アンティファ」をテロ組織として認定すると投稿し、今後、強硬な手段を講じる可能性を示唆しています。

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