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「結婚することを認めるということです」

憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」

だが、秋篠宮さまは決して、眞子さまと小室さんの結婚に“賛成”というわけではないようだ。

今回の会見でも「多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。で、そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております」とご発言。さらに「特に結婚と婚約は違いますから」と、意味深なご発言もあった。

「お二人の結婚の意思が固い以上、それを無理やり破談にはできません。基本的人権の観点からも、秋篠宮さまは結婚を容認せざるをえないと結論づけられたのでしょう。しかし、皇族として『納采の儀』は行えないというメッセージを“結婚と婚約は違う”とのお言葉に込められたのではないでしょうか。つまり、もし眞子さまが結婚を“強行”されるなら、秋篠宮さまは結婚に関する儀式をいっさい拒否される可能性もあります。もしかすると納采の儀だけでなく、結婚式さえも行われない前代未聞の“駆け落ち婚”になるかもしれません」(宮内庁関係者)

さらに秋篠宮さまは、佳子さまの結婚について次のように話された。

「結婚につきましては、これも聞いていないわけですけれども、もし彼女が結婚について何らか私もしくは妻に話をしてきましたら、その時は時間をかけてゆっくりと話合いをしていきたいと思っております」

ゆっくりと話し合いをしていきたい――。その言葉には、眞子さまの結婚問題での“教訓”が込められているように感じられる。

眞子さまのお相手である小室圭さんについては、交際開始から婚約内定までに5年もの期間があったにもかかわらず、金銭トラブルの存在をキャッチすることができませんでした。秋篠宮さまは『婚約内定の前に止めるべきだった……』とのお気持ちを漏らされたこともあるといいます。佳子さまの結婚では、絶対に同じ轍を踏まない――。そんな決意が滲むお言葉だと感じました」(宮内庁関係者)

眞子さまが、今月、小室さんとの結婚について文書でお気持ちをあらわされた際、秋篠宮ご夫妻が二人の気持ちを尊重されたと側近が説明したことについて、秋篠宮さまは、「それは結婚することを認めるということです」と述べられました。

そして、「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」と続け、今後のスケジュールについては、「これから考えていくということになると思います」と述べられました。

眞子さまと小室さんの婚約内定をめぐっては、小室さんの母親の金銭トラブルなどが週刊誌などで相次いで報じられていて、秋篠宮さまは、「感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております」と話されました。

そして、小室さん側が全く対応していないわけではないとしながらも、それが見える形になることが必要だとし、「実際に結婚するという段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すということは、大事なことだと思っています」と述べられました。

(宮内記者会代表質問 問1)
立皇嗣の礼」が、11月8日に執り行われました。新型コロナウイルスの感染拡大で、儀式の日程や内容は大きな影響を受けましたが、諸儀式に臨まれた感想とともに、改めて皇位継承順1位の皇嗣となったお心構えをお聞かせください。

秋篠宮さま)
11月8日に立皇嗣の礼が行われました。本来は春に行われる予定だったわけですけれども、COVID-19の感染が拡大し、それで延期になっていたわけですね。

私自身、この秋に、11月に行うという時に、これから寒い時期に向かって、COVIDとインフルエンザの両方の流行が考えられるときに少しそのことは気にはなっていましたけれども、これ自体は国事行為でありますので、私が何か言うことではもちろんないわけですね。それですので決められたことに従って臨みました。

そうですね、昨年から行われていた即位礼関連の儀式、これが一連のものが終了したわけでありますけれども、そのことに安堵しております。

今、御質問にあったもう一つのことについてですけれども、私自身は生まれてから今まで個体として同じ秋篠宮文仁なわけですね、それでずっと来ています。

したがって、何か区切り、節目があったから変わるということではないわけですけれども、私自身は以前と変わらず一つ一つのことを大切に務めていきたいと思っております。

そしてまたこれも昨年もお話ししたことかと思いますけれども、やはり人間はできることなら進歩していくことが大切だと思っておりますので、そのことも常に頭に置きながら過ごしていきたいと思っております。

一つだけ今回、宣明の儀の後に宮中三殿にお参りをいたしました。

今後は三殿でお参りをすることになるわけですけれども、私にとって今回が多分4回目なんですね。

着袴の儀があった後と、成人の時と結婚の時で(今回は)4回目なわけですけれども、今後こちらでお参りすることになるのだなということで気持ちを新たに致しました。
以上です。


(問2)
新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室関連行事も延期や中止を余儀なくされ、人々と直接触れ合う機会が減少しました。一方で、ご一家ではオンラインを積極的に活用し、専門家による御進講や、国民との交流を続けられました。オンラインを活用して感じた手応えと課題についてお聞かせください。また、このような時代において、皇室が果たしうる役割や活動のあり方についてどうお考えでしょうか。

秋篠宮さま)
そうですね。このコロナ禍において、私の生活も今までとは大きく変わりました。

今までであれば何か式典があったりとかするときには、もちろん東京都内もありますし、それからほかの県で行われればそこに赴き、そしてその式典ないし主たる行事以外にもその地域に関連する所を訪ねていろいろと見聞する機会がありました。

しかしながら、このように感染症が多くなっている時期には、人が特に多く集まるような催物というのはできません。そうするとやはり、まず考えられることというのはオンラインになるわけですね。

例えばある催物が現地で行われないときもありますし、それから規模を縮小して行われることもあります。そういうときに行く予定であったものについてやはりどういったものかという話を聞いておくというのは大切なことだと思います。

そういうときに現地とつないで、画面上ではありますけれども説明を聞くことが幾度かありました。

また、このCOVID-19について、私、それから私の家族も理解を深める必要があると感じていましたので、これも関係者は東京都内でないこともありますので、そういう人たちから度々にオンラインで話を聞きました。

ある意味、非常にこういうときにあって有効な手段だと思いますし、何といっても顔が見えて電話と違ってですね、顔が見えてそれでお互いにやり取りをすることができるというのは、非常に便利であると考えます。

しかし一方で、対面で話すのとは少し違う、どこかに大きなタイムラグというわけではないのですけれども、ちょっとした時のやり取りに難しさを感じることはあります。

またある程度の、例えばシンポジウムのようなものの場合に、まだオンラインだけならいいかもしれないんですが、今後はおそらく対面というかリアルなものとオンラインとの両方をハイブリッドで行うということが結構多くなってくるのではないかなと思うんですね。

私も僅かな経験ですけれども、自分はWEB上で参加していたわけなんですけれども、やはりその時に実際の会場にいる人たちと、それから画面で参加している人間とで、ちょっとした温度差があるなと。

そういう辺り、今後工夫の余地が多分あるのではないかと思いますし、もちろん使っているシステムによって使い勝手が違うとか、ただ段々に私たちもそういうことに慣れていくのではないかと思っています。

(記者)
皇室が果たし得る役割や活動の在り方についてはどのようにお考えでしょうか。

秋篠宮さま)
そうですね。こういう今のような時代、これはまたこれからも起こり得ることかと思います。

こういう時代にあって、なかなかその役割とか在り方というのは難しいわけですけれども、以前、自然災害のあった場所を訪ねたりとか、そして現地の様子を見て被災した人から話を聞いてということを、時折そういう機会がありましたけれども、今回みたいなときはそういうわけにはなかなかいきません。

そうすると、やはりその役割としては今の現状で非常に困難な状況にある人、そしてその人たちを支援している人たち、そのことをできる限り理解することに努め、そして心を寄せていくことではないかなと思います。

そしてまた、在り方についてですが、やはりその状況その状況に応じた対応というものが必要になってくるのではないかと思います。

ですからその時々に合わせて何をすることができるかということを常に考えていくということが大事なように思います。


(問3)
眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が延期されています。眞子さまは13日に発表された文書で、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と現在のお気持ちを明らかにされました。皇嗣職大夫は会見で、両殿下が「お2人のお気持ちを尊重された」と説明しましたが、「お気持ちを尊重」とは具体的にどういうことなのか、今後のスケジュールや見通しと共にお聞かせください。殿下が以前記者会見で指摘された「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になったと受け止められているかについてもあわせてお聞かせください。

秋篠宮さま)
娘の結婚について、つい先日、一週間ほど前になりますけれども、長女が今の自分たちの気持ちというものを文書で公表いたしました。皇嗣職大夫の、気持ちを尊重するということでしたね。

(記者)
はい。

秋篠宮さま)
それは結婚することを認めるということです。

これは憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています。

今後の見通しでしたか。

(記者)
はい。

秋篠宮さま)
予定ですね。

(記者)
はい。

秋篠宮さま)
今回はあくまでも2年前に2020年に延期をするということをお伝えしたことに関わるものです。つまり、一連の行事が終わった2020年というのは今年であり、今年は間もなく終わろうとしています。

やはりその間に何らかのことを伝える必要があると本人も考えておりましたし、私もそのように思っておりました。そのようなことから現在の気持ちというものを公表したわけです。

ですから、今後の予定、見通しなどについてはこれから追って考えていくということになると思います。

それからもう一つありましたね。

(記者)
殿下が以前記者会見で指摘された「多くの人が納得し喜んでくれる状況」となったと受け止められていらっしゃいますかどうか。

秋篠宮さま)
私が多くの人に納得し喜んでもらえるというお話をしたわけですけれども、実のところ多くの人というのを具体的に表すことはなかなか難しいと思います。

長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、全く関心の無い人もいるでしょう。

どれをもって多くというふうに客観的に言うことができるかというとなかなかそれは難しいわけですけれども、あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。

で、そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております。
以上です。

(記者)
ありがとうございます。


(問4)
ご家族の近況についてお伺いします。新型コロナウイルスで外出の機会が減る中で、ご家族での時間が増えたかと思います。どのように過ごされたのか、エピソードも交えてご紹介ください。佳子さまの今後の活動に期待されることや、就職や結婚のご予定について、来春には中学3年生となられる悠仁さまの成長ぶりや、進学先を含めた教育方針についてもお聞かせください。

秋篠宮さま)
恐らく主として緊急事態宣言が出て、皆が外に出なくなってからのことだと思いますが、私自身は確かに外出したり、それからどこか地方に行ったり、また海外に行ったりということもありませんので、自宅にほとんどいたわけです。

家族もほとんどが外出せずに過ごしていたわけですけれども、それほど実感として以前と違うというのはないんですね。

ただ、よくよく考えてみれば、普段だったら学校に行っている長男がお昼時にいて顔を合わせる、これはそういえば今までなかったことですね。それから、娘たちも外出していませんから、顔を合わせて話をする機会というのは確かに多かったと思います。

かといって大きく違っているという感じは私は持っていません。

また、一つ言えるかなと思うのは、家の中にずっといたりすると、運動不足にもなりますので、私もできるだけちょうどいい時間帯に歩くことにしていたんですが。

それについては一人で歩いていることもありますけれども、妻と一緒に歩く機会もあるわけですね。特に妻と一緒に散歩するということはですね、以前よりもこの間大分多かったなと思います。

過ごし方については、どうでしょう、そうですね、それくらいでしょうか。また何か思いついたらお話ししたいと思います。
次は。

(記者)
佳子さまの今後の活動自体や就職や結婚のことについて。

秋篠宮さま)
次女のことについてですけれども、彼女もこの間いくつかの行事を担当していました。

これは実際に現地で行われるものに出席するということではなくて、例えばメッセージを寄せるとか、後はビデオメッセージですか、でもって気持ちを伝えるとかそういうことですけれども、やはり相当一つ一つ熱心に私は取り組んでいたと思います。

今後についてもですね、私は今の気持ちを大切にして一つ一つ丁寧に進めていってくれることを期待しております。

就職については、私は今時点で聞いていることはありませんので、ここではお話はできません。

また、結婚につきましては、これも聞いていないわけですけれども、もし彼女が結婚について何らか私もしくは私の妻に話をしてきましたら、その時は時間をかけてゆっくりと話合いをしていきたいと思っております。
後は。

(記者)
悠仁さまの成長ぶりや、進学先を含めた教育方針について。

秋篠宮さま)
そうですね、特に今年は先ほどお話ししたように、毎日、もちろん毎日顔を合わせているわけですけれども、顔を合わせることが多かったですね。

顔を合わせることが多く、つまり一緒にいることが多いとなかなかこう、成長、どういうところが成長しているのかは分からないですね。

ただ確かにちょっと前と比べると背も少し伸びたような気がするとか、何て言うんでしょう、少しずつのものがあると二つの地点を比べてみると結構大きく違ってたということがあるわけです。

何かこう成長ぶりについてないかなと思いを巡らしているのですが、一つありましたのは、これは比較的最近つい先日のことですね、妻と恐らく大統領選のニュースを見ていた時なんでしょうかね、日本との時差の話をしていたんですね、東海岸と西海岸。

その時に私があの場所は時差が日本とは何時間で、こちらの場所は何時間、つまり東海岸と西海岸で時差の話をした時にですね、急にそこに意見を言ってきまして、日本が東経135度であちらは西経何度であって、計算すると絶対に合わないと言われましてね、それで確かに言われてみれば15度違うと1時間違うなとかですね、思いながら、もう一回私もネットで確認して、確かに私が言ったことは全く逆を言っていたわけなんですね。

そういう時にすぐ反応して意見を言うようになったというのは、一つの、以前と比べると成長しているのを感じる時かなと思いました。

進学先につきましては、これは本人とよくよく相談しながら決めていきたいと考えております。
以上です。


(問5)
今年は新型コロナウイルスの影響で、一斉休校や経済の停滞、東京オリンピックパラリンピックの延期など、社会や人々の生活が大きく変わり、7月の豪雨災害では大きな被害が出ました。一方、皇室では上皇上皇后両陛下が3月に仙洞仮御所に引っ越されるなど環境の変化がありました。この1年を振り返って印象深かった出来事をお聞かせください。

秋篠宮さま)
この1年というと、ほとんどCOVIDのことになってしまいます。昨年末ですね、年末に原因不明の肺炎という形で確か報道されましたね。そういうのが報道されてから日本で感染が確認されたのが1月ですか、本当にすぐだったわけです。

私自身当初はそれほど気にしていたわけではないんですけれども、そのうちにどんどん広がってきて、しかもいろいろ話を聞いていると、かなりその肺炎の症状にしても間質性肺炎のような状況が出てるとかですね、これは相当大変なことになってきたなというふうに感じました。

そのような中で、日本国内においても感染者が広がる中で医療機関が本当に懸命になって誠心誠意、重篤者・重症者の治療に当たることをしているわけですね。

これはとにかく重症者が増えれば増えるほど病院自体がひっ迫、病床をどんどんそれで取っていきますから大変なことになるわけです。そして今、つい最近また感染者数が非常に増えてきて、しかもリスクが高いといわれている高齢者にも感染者が多くなってきました。

こういう中で、病院の受入れ、それからそれに当たるスタッフの人たちのことが非常に気にかかっています。

そしてまた本当に日夜献身的にですね、このことに従事している医療関係者には頭の下がる思いであります。

このCOVIDはそういう医療の問題とともに経済活動への影響も非常に大きいですね。

やはりこれによって、様々な業種・職種で大変な思いをしている人たちがたくさんいるということも私にとっては心配です。

例えば本当に総論的にそういうことが分かっていますけれども、実際に私の知っている、例えばなじみのあるお店自体が閉店になったりとか、それからそうですね、例えば、農業生産をしている人たちが取引をしているところがクローズしているために困っているとかですね、そういう話を実際、そういう立場になっている人たちからの話を聞くと、より一層その深刻さというものを感じるようになりました。

あとそうですね、この間例えば中学生であったりとか、高校生であったり、それから大学生であったり、様々なその全国規模のコンクールとか大会とか、そういうものが中止になっています。

とにかくその人たちにとっては本当に短い期間しか、そこに参加することができないわけです。

そういう人たちにとっても、このコロナ禍というのは非常に残念なことだっただろうと推察しています。

そしてもちろんそういう全国的な催物もそうですけれども、学校における授業、これも例えば大学などは今でもオンラインで行ったりしていますね。

そうするとそういうものというのは、個人個人の通信環境によってもかなり左右されますし、いろいろなところで必ずしも全員が平等にできるわけではないのではないか、ということを思ったりもいたしました。

そうですね、そのほかにも多分このコロナ禍においてはいろいろなところに影響が出ていますので、これは何とか早い時期に収束してほしいなという願いを持っています。

幸い治療法とかは初期に比べると、大分いろいろなことが分かって、確立してきたということは聞いておりますけれども、やはり安全なワクチン、そして治療薬というのが待たれます。

本当にこの1年は、そういうCOVID関係が中心になるわけですけれども、それ以外で思い当たるのは、一つは地球の歴史において、その時代の名称に日本の地名が付いたというのがありましたですね。

最近地磁気が逆転している状況が一番よく残っているということで、千葉の市原市ですか、そこがチバニアンという日本の地名が付けられたということは非常に印象深いことでしたし、またスーパーコンピュータ、富岳ですね、富岳がTOP500で6月に続いてつい先日もまた1位になったということで、これも大変いいニュースだと思います。

これが様々な事柄に利用されていくといいなと思っています。

そしてもう一つ、これは国際的な賞ですけれども毎年スウェーデンで行われるストックホルム青少年水大賞というものがあります。

これは、日本で行われる水大賞、青少年の水大賞で1位を取ったところが向こうに行って、プレゼンテーションをして、それで競うというわけですけれども、今年はこういう状況ですのでそれらがオンラインで行われました。

そうしましたところ、そのオンラインでのプレゼンテーションが済んだ後の発表でですね、日本の青森県の名久井農業高等学校ですけれども、そこがグランプリを獲得したと。

これは2004年でしょうかね、沖縄県の当時の宮古農林高等学校がグランプリを獲得して以来の大変な快挙だと私は思います。

また、その時に高校生が行ったテーマが農業生産、特にアフリカとかですね、そういうところの農業生産に寄与、貢献するということを目的にして、多機能の集水システムを集水とともに土壌流出も抑えるわけなんですけれども、それを日本の伝統的な工法、三和土というものがありますけれども、それを使ってみたらどうかというのでいろいろ実験をしながら開発したということで、今後もしそういうことが実際に使われるようになれば、それこそいろいろなところでの農業生産に貢献するでしょうし、またそれをこの古くから日本にあった技術を使ったということも非常に興味深いことで、私としてはそのことを大変喜んでおります。

今思いつくものでは大体以上であります。

(記者)
ありがとうございました。


(関連質問1)
3問目の御回答の中でお二人の結婚を認めるというふうに殿下お話しになりました。去年の会見ではそのことについて眞子さまと話し合う機会は無いというふうにおっしゃっていらっしゃいましたけれども、この1年間の間でお話合いをされたり、また、どんなことをお話しになったのかお伺いできればと思います。また、多くの人が決して納得して喜んでくれる状況ではないと思うというふうに先ほどおっしゃっていましたけれども、そのために以前殿下が指摘されていたその問題をクリアして解決することが必要との考えについては今は、どのようにお考えでしょうか。

秋篠宮さま)
この間、娘ともいろいろと話す機会がありました。認めるというふうに申しましたのはそういうことの話合いも含めてのことです。

また、多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要があると申しました。

私自身、これは人の家のことですので詳しくは知りませんけれども、じゃ、対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。

そうですね。ただ一つ言えるのはそれはいろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております。

(関連質問2)
殿下は秋篠宮家当主という立場を維持されました。当初の議論、皇室典範改正前の議論では、殿下が内廷皇族として皇太子もしくは皇太弟という地位といいますか称号を得て内廷皇族になられるという案も検討されていたわけですが、殿下の意向もしくは希望という面も踏まえて最終的には秋篠宮家当主という立場を維持されたという御指摘もありますが、殿下御自身はこの宮家当主という立場を維持されたということについて、どのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

秋篠宮さま)
私自身はやはり約30年間、秋篠宮という一つの独立した宮家が続いており、それに対しては非常に愛着を持っています。したがって、秋篠宮家当主ということについては、私自身もそれは維持していきたいと思っていました。

一方、おっしゃった内廷皇族になるという話はどこかで出ていたのかもしれませんけれども、皇太子とか皇太弟とか名称はともかくとして、恐らく内廷皇族になるというのは少し違うのではないかというのは意見として結構あったと私は記憶しています。
よろしいですか。

(関連質問3)
眞子さまの結婚のことで先ほど、一連のトラブルについては目に見える形での対応が必要だとおっしゃいましたけれども、やはりこれから若い二人が御夫婦で家庭を築いて将来を歩まれていく上で、やはりきちんとした形で結婚のスケジュールが延期されたことについて、その原因になったことについて御本人たちが御説明されることというのは必要じゃないかなというふうに思うんですけども、その辺については殿下はどのようにお考えでしょうか。

秋篠宮さま)
実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています。

(記者)
やはり、お父様のお立場としてはお嬢様、あとお相手のお気持ちを今は尊重したいというかそういうお考えで認めるということでしょうか。

秋篠宮さま)
そうですね。どの段階というのがいろいろあるかもしれませんけれども、私は、特に結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います。

これはやはり両性の合意のみに基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできないです。

よろしいでしょうか。

秋篠宮さまはあくまでも“建前論”を述べられただけなのではないでしょうか。言葉の上では長女・眞子さまと小室圭さんの『結婚を認める』とはおっしゃっていますが、言外には『反対に決まっている』と突き放している印象を受けました」

 言い方を変えれば、納得したから認めるわけではないとおっしゃったのです。秋篠宮さまが2018年11月の誕生日会見で『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません』と述べられたことについても今回、『決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない』と指摘されています。

 その上で『特に結婚と婚約は違います』とおっしゃっています。結婚は法律上、止められないが、婚約は認めないと述べられたわけです。全く納得なさっていないことを示唆されたのです」(同前)

 確かに秋篠宮さまが述べられた憲法の「両性の合意のみに基いて」という一節は建前と捉えられても仕方がないだろう。法律の条文ではそうなっていても、一般の家庭では親が子供の結婚に反対することはよくある話だからだ。

「そもそも問題の発端は小室さんの母・佳代さんが元婚約者から生活費や小室さんの学費、留学費などの援助を受けていながら、資金の返還を求められると、借金ではなく譲渡だと突っぱね続けてきたことにあります。元婚約者はもう諦めの境地にあるのかもしれませんが、ご本人が諦めても、この経緯を“薄情”なものと受け止めている国民は少なくありません。だからこそ、秋篠宮さまは『多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない』と述べられたのでしょう。

 秋篠宮さまは会見の中で、『私自身はやはり約30年間、秋篠宮という一つの独立した宮家が続いており、それに対しては非常に愛着を持っています』とも述べられています。婚約に当たる納采の儀ができないということはつまり、その愛着ある秋篠宮家と小室家が親戚付き合いすることは、国民の合意がなければできないという意味にも受け取れるのです。

 眞子さまと小室さんの結婚は法律上の権利だから、駆け落ち同然に結婚したとしても容認はするが、秋篠宮家は小室家との親戚としての交流・交際はできないという意志表示というわけです。要するに秋篠宮さまご自身は、ご結婚に反対であることに何ら変わりがないのです」(同前)

 今回、誕生日に当たって宮内庁が公表した秋篠宮家の家族写真の中に、眞子さま秋篠宮さまが並ばれて写ったものがある。この写真のお二人の“距離感”に、やはり拭いきれない意見の食い違いのようなものが表れているようにも見える。

「ただ、秋篠宮さまは2018年の誕生日会見で『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況』になるために、小室家に『相応の対応をするべき』だと述べられていましたが、その点について、今回の記者会見で少し気になる発言もされています。秋篠宮さまは相応の対応について『対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。(中略)いろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております』と述べられたのです。

 詳しいことは分かりませんが、眞子さま秋篠宮さまが話し合いを持つ中で、小室家が何らかのアプローチを元婚約者側にしている事実が判明したと示唆しているようにも感じました。秋篠宮さまは会見で『長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、全く関心の無い人もいるでしょう』とも語られています。

 仮に反対意見があっても、相応の対応をしていることを国民に見える形で示して、少しでも多くの人に納得してもらえれば、婚約を認めてもいいと助け船を出されたのかもしれません。2018年の会見の『相応の対応』、2019年の『何らかの発表』に続く、3つ目の宿題といえます。何だかんだおっしゃっても、親心だなと思いました」(同前)

 それはともかく、秋篠宮家の関係者によると、

「佳子さまも現在の交際相手との結婚に前向きな意思を示されており、“姉の結婚を早く認めてほしい”という気持ちを秋篠宮さまに伝えてきたようで、秋篠宮さまも、眞子さまの問題に結論を出さなければならないタイミングになっていたのです」

眞子さまと佳子さまのお二方は皇籍を離れて民間人となっても、将来の天皇陛下である悠仁さまの姉であることに変わりなく、天皇家を支える大変貴重な存在なのです

 はからずも、女性皇族が結婚後も特別職の国家公務員と位置づけ、公務を委嘱する「皇女」制度を政府が検討していることが報じられている。

秋篠宮さまも当然、“2人の姉で悠仁を支えてほしい”とお考えになっていて、眞子さまと佳子さまには、民間人となっても皇室の方を向いていてほしいと願っていらっしゃるのです」

秋篠宮殿下は、『皇嗣』という称号について、内廷皇族ではなく独立した宮家を持つ立場からすると、皇太子や皇太弟といったものとは違うという考えがあるようです。宮家を持たない、いわゆる『天皇家』が内廷皇族に当たるわけですが、これまでは親子関係で成り立ってきたため、皇位継承第1位が天皇の弟で宮家を持つというケースは想定されていなかった。現在でいえば、上皇陛下ご夫妻と天皇一家が内廷皇族になりますが、そこに入らない秋篠宮殿下には、慣例とは違う称号があったほうがいいということでしょう。わざわざ内廷の皇位継承者との違いを述べられたのは、立皇嗣の礼を終えられても、立場としては秋篠宮家の当主で変わらないというお気持ちなのでしょう」(皇室記者)

 今はあくまで一宮家であるから、公用車も質素でいいということなのかもしれない。眞子内親王の結婚を応援すると表明されたことも、「一宮家ならば」という親心も関係しているのではないだろうか。皇室記者はこう見ている。

眞子さまの結婚について、秋篠宮殿下の取るべき道は3つのどれかでしょう。一つは、これまで殿下ご自身が提起されてきた『多くの人が納得し、喜んでくれる状況』がクリアされること。これは一番望ましい形であり、小室さんが金銭問題や勉学で区切りをつけ、堂々と『納采の儀』や『告期の儀』といった結婚に向けた儀式を執り行って、祝賀ムードで送り出す。ただし、その状況になるまでには、まだ時間がかかることを覚悟しなければならない。

 二つ目は、提起した条件がクリアできないとしても、皇族としての儀式を行い、いわば強行突破で結婚を進めてしまうこと。眞子さまや小室さんにとってはうれしい決断でしょうが、秋篠宮家が国民から厳しい目で見られるおそれがある。皇位継承第1位と第2位を擁する秋篠宮家だけに、国民と心が離れてしまうというのはまずい。

 そこで第三の道として、皇室としての儀式などはせず、正式に婚約させた時点で皇籍離脱させて、一般人として二人を結婚させるという方法が検討されているのではないか。秋篠宮殿下がそれを認めれば、おそらく眞子さまはその道を選ぶでしょう。皇籍離脱する皇族には、品位を保ち、セキュリティ対策をするために一時金が支給されます。慣例からすると、眞子さまには1億4000万円ほどの一時金が支給されるはずですが、これを辞退するのではないかという報道も出ています。それは、世間が許さなくても結婚はする、けれど秋篠宮家には迷惑をかけないというギリギリの案なのかもしれません」

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