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EUヨーロッパ連合の医薬品規制当局は、アメリカの製薬大手ファイザーがドイツのビオンテックと共同開発しているワクチンと、アメリカの製薬会社モデルナが開発中のワクチンについて、条件付きで使用を認めるかどうか審査していて、ファイザーのワクチンについては遅くとも今月末には結論が出る見通しです。

これを前にフランスでは3日、カステックス首相らが会見し、ワクチンの接種について、高齢者施設の入所者や職員など、感染や重症化のリスクの高い人を優先し、その後、それ以外の高齢者や医療従事者に段階的に広げるなどとする計画を発表しました。

フランス政府は、ファイザーやモデルナなどから合わせて1億人分のワクチンの供給を受ける計画で、EUの規制当局が速やかに承認すれば来月から接種を始められるとしています。

このうち、最初に供給が見込まれるファイザーのワクチンについてはマイナス70度前後の低温での管理が必要なことから、各地の主要な病院などで管理し、そこから配送するとしています。

カステックス首相は「ワクチンの到来は、ウイルスとの闘いの中で大変重要な1歩だ」と述べ、積極的な接種を呼びかけました。

ワクチンをめぐっては、スペインも高齢者施設の入所者を優先するなどとする計画をまとめたほか、イタリアは来年春から大規模な接種を行う計画を明らかにしていて、各国が準備を急いでいます。

イタリアでは3日、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が新たに993人確認され、これまでで最も多くなるなど深刻な状況が続いています。

コンテ首相は3日夜、記者会見を行い、感染対策として12月21日から来月6日にかけ、仕事上や健康上の理由などを除き州など地域間の移動を全土で禁止すると発表しました。

さらに、12月25日のクリスマスからの2日間と、新年の来月1日については、自治体間での移動も原則として禁止するとしました。

コンテ首相は、「パンデミックから抜け出すにはまだ時間がかかる。早ければ1月に来る『第3波』を避けなければいけない」と述べ、クリスマス休暇に人が移動したり集まったりして感染が再び拡大するのを防ぎたい考えを示しました。

また、11月6日から行っている全土での夜間の外出制限や、感染が最も深刻な地域での日中の外出制限は、今後も続けるとしています。

ヨーロッパでは、秋に導入した厳しい外出制限などの効果が出ているとしてクリスマスに合わせて一部の規制を緩める動きも出ていますが、イタリア政府は対照的に、厳しい措置に踏み切った形です。

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