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イラン原子力庁の関係者はNHKの取材に対して、4日夜までに中部にあるフォルドゥの核施設濃縮度20%のウランの製造を始めたと明らかにしました。

濃縮度20%のウランは核合意を大幅に逸脱しているほか、20%に達すると核兵器に転用できるレベルのウランを製造するまでの時間が短縮されると指摘されています。

また、IAEA国際原子力機関は4日、イランがウラン濃縮度を20%まで引き上げる作業を開始したことを確認したとしています。

アメリカのバイデン次期大統領が、トランプ政権が一方的に離脱した核合意に復帰する考えを示す中、イランとしては核開発を加速させることで、バイデン次期政権に対し早期に核合意に復帰しイランに対する制裁を解除するよう迫るねらいもあるものとみられます。

ただ、核合意からの大幅な逸脱行為に欧米各国からの反発は必至で、核合意をとりまく状況は、一層不透明になっています。

イラン政府が、濃縮度20%のウランの製造を始めたと明らかにしたことについて、アメリ国務省の報道担当者は声明を発表し、「核による恐喝を強めようとする企てだ」と強く非難しました。

そのうえで「われわれは、IAEA国際原子力機関がイランの核に関連する新たな活動をすべて監視し、報告すると確信している」として、IAEAによる査察が必要だとする考えを示しました。

イランの精鋭部隊である革命防衛隊は4日、ペルシャ湾韓国船籍のタンカーを拿捕し、南部の港に移送したと発表しました。

また、韓国やインドネシアなどの乗組員を拘束したということです。

拿捕の理由についてイラン側は「海洋環境に関する法律に違反した」としていて、今後、司法手続きを進めるとしています。

これに対して韓国外務省は、ホルムズ海峡のオマーン沖を航海中だった韓国船籍の船が、イラン側の要請でイランに向けて移動していることを確認したと明らかにしました。

船には、韓国人5人を含む20人が乗っているということで、詳しい状況を把握するとともに、早期の解放を求めています。

韓国の通信社、連合ニュースは、船会社の関係者の話として、公海上で革命防衛隊が接触してきたとしたうえで、イラン側が指摘するような違反はなかったと主張していると伝えています。

一方、韓国国防省は、付近に展開していた韓国軍の部隊を現場海域に向かわせ、外務省などと連携して対応するとしています。

#朝鮮半島

サウジアラビアカタールが地域の安定を脅かしていると一方的に主張し、2017年6月に国交を断絶したうえで、ほかの湾岸諸国とともにカタールへの直行便や物流を停止させて圧力を強めていました。

これに対してクウェートや、湾岸諸国を結束させてイラン包囲網を構築したいアメリカが仲介を行ってきました。

こうした中、クウェートのアハマド外相は4日、国営通信を通じてサウジアラビアカタールが陸海空の国境を開くことで合意したと発表しました。

両国の間で往来が再開されるのはおよそ3年半ぶりとなります。

一方、カタールの国営通信は、タミム首長が5日にサウジアラビアで開かれるGCC湾岸協力会議の首脳会議に出席すると伝えました。

サウジアラビアはこれまでカタールに対して、圧力を解く条件として、ライバル関係にあるトルコやイランとの外交関係の縮小やアラブ諸国民主化を後押しする報道を続けた衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖などを求めてきましたが、カタールはこれに応じてきませんでした。

このため、GCCの首脳会議では両国が対立の解消に向けて前進できるかどうかが焦点となります。

カタールを支援してきたトルコの外務省は4日、声明を出し、「解決に向けた重要なステップだ。カタールの人々に対するほかの制裁措置もできるだけ早く解除されることを望む」として今回の動きを歓迎しています。

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#中東