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アメリカのミラー国防長官代行は、3日、声明を発表し、ペルシャ湾に派遣したアメリカ海軍の原子力空母「ニミッツについてイランの周辺海域にとどまるよう指示したと明らかにしました。

ニミッツ」は、当初、アメリカ本国への帰還に向けて近く中東の海域を離れる予定でしたが、ミラー長官代行はイランからの脅威が存在すると指摘したうえで「アメリカの決意を疑うべきではない」とイランを強くけん制しています。

アメリカ国防総省では、アメリカ軍が去年1月にイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害してから1年になる中、イランが報復攻撃を仕掛ける可能性があるという見方が出ていて、警戒を強めるねらいがあるとみられます。

一方、バイデン次期政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官に就任する予定のサリバン氏は3日、CNNテレビに出演し「ソレイマニ司令官の殺害でアメリカがより安全になっているかと言えば、答えはノーだ」と述べ、安全を確保するためにはイランによる核開発やミサイル開発こそおさえこむ必要があるという考えを強調しました。

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