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IAEAは17日、イランの核開発に関する最新の報告書をまとめました。

この中では、イランが国内の核施設でウランの濃縮活動を続けていて、濃縮度を60%まで高めたウランの貯蔵量が11月6日の時点で17.7キロに上ると推定されると指摘しています。

イランの核開発を制限する核合意は、濃縮度の上限を3.67%と定めていて、この合意を大幅に逸脱する核開発が進められていることになります。

また、報告書は首都テヘラン郊外にある、ウラン濃縮に使われる遠心分離機の部品製造施設で、新たな監視カメラの設置が認められなかったなどとして、IAEAの検証や監視の活動に深刻な影響が出ているとしています。

イランは、2018年にアメリカのトランプ前政権が核合意から一方的に離脱してイランへの制裁を再開させたことを受け、対抗措置として、合意を逸脱する核開発を進めています。

イラン政府の高官は、IAEAのグロッシ事務局長が22日からイランを訪れる予定だと明らかにしていて、核施設への査察が制限されている問題などをめぐって協議するものと見られます。

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