海老ピラフのセット
ここ10年の間に、日本では大地震(それにともなう原発事故)、そしておそらく永く人類の記憶に残るであろうウィルス禍に見舞われました。もちろん、自然が相手であるからどうしようもないという意見があるかも知れませんが、社会自体にも原因があるように思われます。人間がこうした災害を甘く見、あるいは対応策を見誤った可能性もあるからです。また、今回の災害を世界的に見れば、急速なグローバル化、格差社会の広がり、社会保障制度の後退が、より被害を大きくしようとしているとも言えそうです。
卒業生の皆さんには、今回の災禍を永く記憶し、是非、日本社会さらには人類社会の明日に対して強い関心を持ってほしいと思います。さらに、人が人として暮らしやすい社会とは何か、このような根本的な問いを心に抱いて巣立ってもらいたいと、私は願っています。
従来、武士は草深い田舎から発生したと考えられてきた。平安時代の中頃、律令国家の衰退とともに、地方の治安が悪化し、群盗などが発生した。それに対抗するために、荘園領主や有力農民が自衛のため武装し、発展して武士となったという考え方である。
それに対して近年では、武士は都から発生したとする見解が有力になりつつある。もともと律令制下の武官に起源があり、近衛府を経由して、10世紀以降源氏や平氏に武芸が継承された。そして平安京の治安を護り、天皇を守護する人たちを、王権(天皇)が職業として認めたものが武士だという見解である。
筆者も武士という階層を作り出したのは王権であったと考えるが、その具体的な発生原因については次のように考えている。平安時代の貴族は、個人的に武芸に優れているだけでは武士と呼ばず、特定のイエ・血統に属していることが重要であると考えていた。例えば、勇猛果敢で知られた人物も、武士の家系の出身でなければ、「家ヲ継ギタル兵(つわもの)ニモアラズ」と評されている(『今昔物語集』巻25)。そしてこの血統とは「満仲・貞盛ガ孫」といわれたように(『同』巻19)、源満仲・平貞盛の子孫と認識されていた。
それでは、武士が成立したのはいつ頃なのだろうか。おそらく、源氏・平氏ともに、イエとしてのまとまりを持つ、10世紀末頃とみることができよう。とくに、平氏では、貞盛の子・甥たちが一族として、強い結束をはかった時期と重なっている。筆者は、ここに武士の成立をみるのである。
ただし、武士は、「名誉の戦士」として、貴族社会に受け入れられたわけではなかったことにも注意しなければならない。戦前の教科書で、「武士のなかの武士」として賞賛された源(八幡太郎)義家について、「多く罪無き人を殺す」(『中右記』嘉承3年〈1108〉正月条)と評されているように、武士は殺人集団として認識されていた。現代社会で、武士といえば、「潔い」というイメージがあるが、歴史的にみればまったく逆で、治安を護るための必要悪という位置づけが正しいだろう。
ついでにもう一つ。清和源氏・桓武平氏ともに、最初から武士になりたくて武士になったわけではなかった。このように書くと、「中世には武士が天下を取ったではないか」という反論が聞こえてきそうだが、それは、我々が「歴史の結果」を知っているからである。むしろ、10世紀当時の一般的な氏族は、文官として王権に仕えることを望んだのだが、その道を閉ざされ、将門の乱にたまたま遭遇した氏族が武士化する道を選んだのである。
- 作者:川尻 秋生
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: 新書
そもそも斬られた首が京都から飛んでいくとか
何故ここに突っ込む人がいないのか不思議ですが、
中央の圧政から民を守るために犠牲となり、
汚名を着せられ都合の悪い事を全て被されたのを
関東の民が知っていたので祀ってきたのではと。
『太平記』は乱世における人間の処し方が学べる古典文学|兵藤裕己
高坂正堯著『国際政治 改版』の重版が決定。読み継がれている一冊は、4刷になりました。高坂の主著や歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにした、服部龍二著『高坂正堯―戦後日本と現実主義』との併読もおすすめです。 pic.twitter.com/iLytrfh0ht
— 中公新書 (@chukoshinsho) 2021年1月6日
- 作者:兵藤 裕己
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 文庫
- 作者:兵藤 裕己
- 発売日: 2018/04/21
- メディア: 新書
スタバでSuicaが使えるようになったっぽいですね。。ついに。。
— 現金いらず (@nogenkin) January 6, 2021
スタバのSuica(交通系電子マネー)対応、公式サイトにも記載見つけました。正式対応!やっほい!https://t.co/Li3swnSGKd pic.twitter.com/vGbNvsFIo7
— 現金いらず (@nogenkin) 2021年1月6日
#決済
マスクや消毒液 ドラッグストアは十分な供給体制 冷静な対応を #nhk_news https://t.co/bR7IjYLD3y
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年1月6日
東京 渋谷のドラッグストアでは去年4月7日に東京などに緊急事態宣言が出された際は、その前からマスクや消毒液、それにハンドソープなどの衛生用品の品薄状態が続き、商品がようやく届いて店頭に並べても、すぐに売り切れていたということです。
しかし今回は、混乱はなく通常どおりの客の入りだということです。
このドラッグストアによりますと、マスクや消毒液のほか、トイレットペーパーなどの紙製品についても在庫は十分にあり、メーカーからの入荷も通常どおりだということです。
「三千里薬品 宇田川店」の飯高宗久店長は「前回の緊急事態宣言の時はマスクなどは1度入荷すると、あっという間になくなっていたが、今のところ売れ行きに大きな変化はありません。トイレットペーパーも十分在庫がありますので、皆さん冷静に対応してほしい」と話していました。
#食事#おやつ