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中央アジアキルギスでは、去年10月の議会選挙のあと、選挙の不正を訴える野党支持者らが抗議活動を行い、当時のジェエンベコフ大統領が辞任に追い込まれました。

新しい大統領を決める選挙は10日、投票が行われて即日開票され、中央選挙管理委員会が発表した暫定的な開票結果で、元議員のサディル・ジャパロフ氏が79%を超える票を獲得したことから、地元メディアなどはジャパロフ氏の当選が確実になったと伝えています。

ジャパロフ氏は52歳。企業の経営者を経て、2005年に初めて国会議員に選出され、当時の大統領顧問を務めました。

その後の政変で発足した新政権と対立したことなどから、4年前に収監されましたが、去年10月の議会選挙をめぐる混乱のさなかに解放され、およそ1か月間、大統領代行を務めました。

ジャパロフ氏は今回、議会選挙をめぐる政治的な混乱を収束させた手腕が評価された形で、今後は本格的な経済改革を推進し、国民の不満の温床となっている経済の低迷から脱却できるかが課題となります。

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