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アゼルバイジャンアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ自治州をめぐる大規模な戦闘は、両国がロシアの仲介で10日からの停戦に合意したあとも続き、双方の死者は合わせて540人を超えました。

こうした中、ロシアやアルメニアなど旧ソビエトの6か国からなるCSTO=集団安全保障条約機構は12日、加盟国の1つベラルーシで900人規模の軍事演習を開始しました。

CSTOを主導するロシアは、アルメニア本土が攻撃された場合、要請に基づいて防衛する義務があり、今回の軍事演習には、非加盟国のアゼルバイジャンをけん制するねらいもあるとみられます。

また、アルメニアのムナツァカニャン外相は12日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談したあと会見し、必要と判断した場合にはロシアに軍事的な支援を要請する可能性を示唆しました。

両国の戦闘がさらに拡大した場合、ロシアが同盟国のアルメニアの側に立って軍事介入に踏み切る事態も懸念されています。

ナゴルノカラバフ自治州の中心都市ステパナケルトに住むパベル・テルテリャンさんは、母親など家族とともに自宅の地下室で避難生活を続けています。

テルテリャンさんによりますと、アゼルバイジャン側は先週、ドローンを使って毎日のように攻撃を繰り返し、町なかの住宅や学校なども破壊されました。

両国による停戦が発効した10日以降も攻撃は収まっておらず、12日も砲撃の音が近くで聞こえ、警戒を呼びかけるサイレンが鳴り響いたということです。

テルテリャンさんはNHKの取材に対して、「誰も戦争や流血なんて望んでいません。平和に暮らしたいだけです」としたうえで、「ここは昔からアルメニアの土地です。ここに残ります」と話し、攻撃が激しくなっても逃れることはないと強調しました。

一方、アゼルバイジャン第2の都市ギャンジャでは、アルメニア側の攻撃が続いているということです。

ベシル・メフメドワさんはロイター通信の取材に対して、自分の家族が停戦合意を知り避難先から自宅に戻ったやさきに家が攻撃されたことを明らかにしました。

攻撃によって家族数人がけがをしたということで、メフメドワさんは「彼らは停戦を信じて自宅に戻ったのです。誰がこんなことを望むでしょうか」と、目に涙を浮かべながら一刻も早い停戦を訴えていました。

#南コーカサス

中央アジアタジキスタンで大統領選挙が行われ、現職のラフモン大統領が90%を超える票を獲得し、5回目の当選を果たしたと発表されました。旧ソビエト諸国では、選挙結果をめぐってこのところ混乱が続いていますが、メディアはタジキスタンではこうした動きは見られないとしています。

任期満了に伴うタジキスタンの大統領選挙は11日、投票が行われ、即日開票されました。

選挙管理委員会によりますと、暫定的な開票結果として現職のラフモン大統領が90%を超える票を獲得したということで、国営メディアを通じて当選が発表されました。

ラフモン大統領は1994年から大統領を務め、5回目の当選となります。

ソビエト諸国ではことし8月、ベラルーシで長期政権を続けているルカシェンコ大統領が6回目の当選を果たしたとされることへの抗議活動が行われている上、キルギスでも10月、議会選挙の結果を受けて抗議活動が起きるなど、混乱が続いています。

地元メディアは、タジキスタンではこうした動きは見られないとしていますが、タジキスタンでも新型コロナウイルスの感染拡大で経済が落ち込む中、国民の不満が高まっているとみられ、旧ソビエト諸国に影響力を持つロシアも情勢を注視しています。

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