キルギスで非常事態宣言 大統領辞任意向も混乱収束せず #nhk_news https://t.co/RmrIkdS97S
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月10日
中央アジアのキルギスでは4日に行われた議会選挙で不正があったとして野党の支持者が抗議活動を行い、首相などが辞任したのに続き、ジェエンベコフ大統領は9日、法に基づいて新たな政府ができ、秩序を取り戻せば、大統領を辞任する意向を示しました。
しかし首都ビシケクでは、その後も野党の支持者らが大統領の早期辞任を求める抗議活動などを行ったため、ジェエンベコフ大統領はビシケクに非常事態を宣言して外出制限などを行うとしていますが、混乱が収束する見通しは立っていません。
キルギスの状況についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、「混とんとした状況だが一刻も早く安定することを望む」と述べたほか、周辺の中央アジア4か国の大統領も共同で声明を発表し、「キルギスの安定は地域の安全にとって大事な要素だ」と事態の収拾を求めました。
ロシアをはじめとした旧ソビエト各国では、ベラルーシに続きキルギスでも、反政権の動きが強まり混乱が相次いでいることから、自国に波及することがないか警戒を強めています。
大規模戦闘のアゼルバイジャンとアルメニア 停戦で合意 #nhk_news https://t.co/cRKp5hDq3O
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月10日
旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフをめぐる大規模な戦闘は9日も続き、双方の死者は合わせて420人を超えました。
国際社会から戦闘の即時停止を求める声が強まっていることを受けて、両国の外相がロシアの仲介でモスクワを訪れ、9日から10日未明にかけて、今後の対応について初めて直接協議しました。
そして10時間以上続いた協議のあと、ロシアのラブロフ外相が記者団の前に姿をあらわし、アゼルバイジャンとアルメニアは現地時間の10日正午(日本時間10日午後5時)から停戦することで合意したと発表しました。
ラブロフ外相は今回の停戦の趣旨について、捕虜の交換や遺体の引き渡しなど、人道的な目的だと述べました。
一方でラブロフ外相は「具体的な停戦の内容については追加で合意されるだろう」とも述べていて、今回の合意をきっかけに長期的な停戦につながるかが焦点です。
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